演歌歌手五木ひろし(74)と女優黒谷友香(46)が21日、東京・千代田区の国交大臣応接室で、加藤鮎子政務官から「ペニンシュラ(半島)応援大使」に任命された。タレント宮崎由加(28)は「応援特使」を委嘱された。

日本の半島地域を応援し、半島の魅力などをPRすることを期待されて任命された。任期は1年で自動更新する。

五木の新曲「北前船」は日本海側の半島に多くの縁のある曲だ。「半島は人口の高齢化やコロナ禍でつらい状況にある。私の歌のタイトルに『半島』とつく歌はないけれど、半島の歌は多く歌ってきた。歌を通じて少しでもお役にたちたい」と決意を語った。

黒谷は東京と千葉・房総半島の2地域住居を25年以上も続けており、乗馬やガーデニングなど半島の魅力を実体験している。「千葉には愛馬がいて、私は多大なるエネルギーをもらっています。半島には名産品がたくさんあるのでぜひ多くの人に楽しんでほしい」とアピールした。

宮崎は石川県の能登半島出身で、地方局などで放送の音楽番組「うたなび!」で半島特集コーナーを担当している。「海の幸や温泉など、若い人たちにも半島の魅力を伝えたい。SNSで発信したい」と話した。

最近、石川では何度も大きな地震が発生している。家族らの安否について質問されると「かなり揺れたと聞いて心配していましたが、元気な声を聞いて安心しました」と安堵(あんど)の表情を見せた。