大阪出身の5人組ロックバンド「Novelbright(ノーベルブライト)」が24日、東京・日本武道館で、全国14カ所15公演を巡るホールツアーのファイナル公演を開催した。武道館でのライブは初。

武道館でのライブは23、24日の2日間開催。公演前に取材に応じ、ボーカルの竹中雄大(26)は「ファンの人が武道館を心待ちにしてくれていた感じが僕らにも伝わって来ました。僕らも初めての武道館ですし、ファイナルという大事な節目ですけど、応援してくれた人にとっても1個の節目なのかなって。いつも以上にいろんな思いが通い合って1つになれた場所だなって思いました」と話した。

19年に現体制になり、以降、路上ライブとSNSを駆使して人気を獲得してきた。「路上ライブは、もっといろんな人に見てもらいたい、知ってもらいたいと始めたものでした。自分たちの音楽に自信を持っていましたし、何で売れないのかなって。聞いてもらえさえすれば、知ってもらえるという自負はありました」。

その言葉どおり、約3年で武道館にまでたどり着いた。しかし雄大は、自身の計画では、3~4年遅れていると笑って明かした。「当初だったら、僕は来年にドームやっている計画でした(笑い)。22~23歳で武道館、25~26でアリーナツアー、27~28でドーム。30超えたら、みんな知ってるでしょ、くらいの予定でしたけどそうもいかず(笑い)」。

そして「正直、今でも断然悔しいことの方が多いです。でも、昨日も今日も、こういう武道館の景色を見られたときに、少し報われた気がしますよね。でも、心からまだ自分たちは全然売れていないと思うので、本当にもっともっと飛躍します」と誓った。その上で、今後について「やっぱりライブが一番大事なので、ドームツアーはバンドのキャリアとしても1回やっておきたいですね。あと、大阪のヤンマースタジアム長居とか、野外の大きいところでもやりたいですね」と話した。

ライブでは「愛とか恋とか」「ツキミソウ」など、全26曲を披露。秋にバンド主催の対バンイベントも開催することが発表された。