NHKは14日、嵐の松本潤(38)が主演する23年大河ドラマ「どうする家康」の公式ツイッターで第4弾出演者発表を行い、今川氏真を溝端淳平(33)が演じると発表した。大河ドラマ初出演となる。

野村萬斎演じる今川義元の嫡男。プライドは高いが、偉大な父を持つゆえの劣等感に苦しみ、義元が目をかける信元(のちの家康)にもコンプレックスを感じている、という役どころ。溝端は氏真について「戦国武将の中でも特に数奇な生涯をたどった人だと思います。血筋も育ちもいいサラブレッドですが実は劣等感の塊でもあり、父親に認められたい、家康を超えたい、という一心で武人としての研さんを積みながらも、自分に才能が無いことにもがき苦しむ、人間くさい人物という印象です」と話す。

今作が初大河となり「役者をやり始めた頃から、大河ドラマに出演するということは大きな目標でした。いつか自分もという思いを持ち続け、念願がかないました。これまでの経験を生かしながらも、初心に返り丁寧に自分なりの今川氏真をつくっていきたい」と意気込む。

松本演じる家康とは兄弟のように育つが、やがて決別することになる。松本とは10年前に共演以来、公私にわたる付き合いがあるといい、その人柄について「頼りがいがあり、時には役者全員の盾になってくれるおとこ気や、スタッフの方々含め現場全員に細やかな気配りや配慮をしてくださる優しさのある方です」。

また「今回も出演が決まったことをご報告すると、すぐに電話をかけてくださいました。また同じ現場で一緒に作品作りができることがとても幸せですし、楽しみです」と話している。

繊細な少年だった徳川家康が、仲間に支えられながら困難を乗り越えていく物語。誰もが知る戦国武将・家康の生涯を、脚本家古沢良太氏が新たな視点で描く。