モデル梨花(49)が22日、都内で、著書「わたしのユリイカ」「What I’m doing 私がしていること73こ」の発売を記念した取材会を行った。ハワイでの子育て、10歳の息子について語った。

梨花は10年に結婚し、翌11年に長男を出産。「出産で見える景色が変わった」と、子育てのため15年にハワイに移住した。拠点を移して8年たつが、英語は「しゃべれません。息子はペラペラですけど…」と苦笑した。

愛息は現在サッカーに打ち込んでおり、スペインのサッカークラブ、レアルマドリードのサマーキャンプに参加しているという。梨花は「いろんな国の価値観を混ぜて育てたい願望がある。トライアウトではない枠で参加させてもらって、いい経験になるかなと思ったんです」と話した。ハワイで所属する地元強豪チームでのエピソードも明かし、「メダルが懸かった大会にゴールキーパーで呼ばれて。ポジションはトップ下とかウイングなのに。やったことないのに!」。さらに「ゴールキーパーで連れて行かれる親の気持ち、分かります?」とまくし立てたが、「ところがどっこい、スーパーセーブして、メダル取っちゃったんです!」と、息子への愛を爆発させて笑わせた。

長男は梨花の芸能活動を理解しており、「ママ、インスタのフォロワー数減ったよ」と指摘されることも。将来は本人の意思を尊重したいといい、芸能界への道を本人が望めば「応援したい」と語った。

息子には柔軟な価値観を身につけて欲しいという。今後も海外生活は続ける意向で「ハワイ永住ではないけど、日本には戻ってこないと思います」。今後は欧州やアメリカを検討しながら「(海外生活は)彼のためと思っていたけど、そんなことなかった。自分のためになっている」と話した。

母となって10年がたち「子離れの準備が始まった時かな。自分の人生のことも少しずつ準備していきたいと思います」。タレントとしては周囲にサポートされる立場だったが、息子を支える母親業は正反対で「“梨花”だけをやっていた時は、自分が自分のためにだけ生きて、自分のためにやってくれる人がいた人生だった」。著書では自分を「母親に向いていないタイプ」とつづったが、母となって「ある意味、人間になれた」と感慨深げに語った。