なにわ男子道枝駿佑(20)福本莉子(21)が29日、都内で、ダブル主演する映画「今夜、世界からこの恋が消えても」(三木孝浩監督)の初日舞台あいさつに出席した。

眠ると記憶を失う「前向性健忘」を患った女子高生・日野真織(福本)と、真織を献身的に支えながら自身も秘密を隠す同級生・神谷透(道枝)のラブストーリー。

イベントでは、物語にちなみ「記憶に残しておきたいこと」についてトーク。道枝は、福本演じる真織と乗る電車で居眠りしてしまうシーンを挙げ「監督から『道枝君、半目になっているから目を閉じて』と言われた。普段寝ている時も半目になっちゃうけど、お芝居でもなるのか」と照れた表情。三木監督から「せっかくのいいマスクが台無しになっていた」と伝えられると、「完成を見たら目を閉じていたので、大丈夫でした」と笑った。

共演の古川琴音(25)は「2人の一番きれいな顔を見ていたのは、カメラじゃなくて私の目なんじゃないかと思う」としみじみ。道枝の、胸が締め付けられるような場面の演技では「あんなに切ないことを言っているのに、スパッと何かを決めたような顔。あ~かっこいいな~と思って見てました」と率直に語った。福本についても「水族館で魚を見ていた時の顔がとってもきれいでした。すごくいい瞬間が見られました」とほほ笑んだ。福本は「私よりも魚を見てください」と恐縮しつつ、「ありがとうございます」と笑顔を見せた。

透の父親を演じた萩原聖人(50)は、道枝について「お芝居の経験がそんなにないと言っていたけど、緊迫したシーンでは毎回違う演技で、いろんな正解を出してくれて新鮮でした」と話した。今月25日に20歳を迎えたばかりの道枝は「萩原さんのお芝居を見て、勉強させていただいた。『20歳になったらお酒を飲みに行こうね』と言ってくださったので、楽しみにしています」と期待していた。

松本穂香、水野真紀も登壇した。