東山紀之が主演するテレビ朝日系ドラマ「刑事7人 シーズン8」(水曜午後9時)の第6話が17日に放送され、平均世帯視聴率が10・5%(関東地区、速報値)だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は6・0%だった。前週は世帯が10・1%、個人が5・7%だった。

東山演じる天樹悠刑事を中心に、人間模様とサスペンスのあふれる人気シリーズ。ジャニーズWEST小瀧望が東大卒の新人エリート刑事・坂下路敏役で初参加している。

第6話は…。

新専従捜査班では、路敏(小瀧)が「政界のプリンス」と称され、人気を博す文部科学大臣・村富耕一郎を引き合いに出し、片桐正敏(吉田鋼太郎)の勤務態度やリーダーとしての資質を非難していた。

同じ頃、片桐は正木哲也首席監察官(山田純大)に呼び出されていた。正木によると、路敏が傷害致死容疑で逮捕した近藤善治(松田洋治)の第1回公判が行われたが、犯行時刻、近藤にはアリバイがあることが証言によって判明。加えて、近藤が路敏に自白を強要されたと告白した。正木は片桐に対し、路敏の首を差し出すか、新専従捜査班全体で責任をとるかの二択を迫った。

片桐は、近藤が犯したとされる事件の現場に出向く。何者かに突き飛ばされ、階段から転落死したのはフリーライター巻大吾(林和義)。その直前、巻と居酒屋でもめていた近藤が犯行を認め、自供したという。ところが、第1回公判で弁護側の証人として出廷した小料理屋を営む藤島夕美(雛形あきこ)の証言で、近藤にアリバイのあることが判明。はたして、路敏は本当に自白を強要したのか? そして近藤は冤罪(えんざい)なのだろうか?

近藤の背景を改めて探る片桐は、彼の前職に着目し、文部科学省の桑井茂(駿河太郎)のもとへ。10年前のある資料の開示を求めるが、空振りに終わってしまう。打つ手がなくなった片桐は、天樹に会報誌を渡し、10年前の文部科学省関係者の動向調査を依頼する。すると、巻が転落死した同じ日に、文科大臣・村富の私設秘書だった横崎孝志(日向丈)も転落遺体で発見されていた事実が発覚。再調査すると、その直前には、巻と会っていたことも判明した。やはり近藤は冤罪で、横崎が巻を転落死させ、その後、飛び降り自殺を計ったのか?

やがて10年前の文部科学省にまつわる癒着問題にたどり着いた。