7月25日に大腸がんによる多臓器不全のため69歳で急逝した、女優の島田陽子さんの遺体が今月に入り、荼毘(だび)に付されていたことが16日、分かった。

亡くなる直前まで1人で生活し、近い関係者にみとられて亡くなり、遺体は渋谷区の関連施設で安置されていた。その後、行政各機関が諸般の確認を完了したため、このほど荼毘に付された。遺骨は、関係者が保管しており、島田さんに、ようやく安らぎの時が訪れた。

また、関係者によると、島田さんの遺体が荼毘に付され、1つの節目を迎えたことを受けて、お別れ会の計画が具体的に進められているという。島田さんと生前、関係が深かった芸能界、映画界の関係者にも、これから話をしていくといい、開催時期は9月後半から10月前半の方向で調整を進めている。

島田さんは亡くなる直前まで映画製作、舞台公演などの企画に取り組んでいた。78年のNHK大河ドラマ「黄金の日日」で演じた細川ガラシャに心酔し、4月に茨城県内で開催予定だった朗読劇「細川ガラシャ物語」に出演予定だった。コロナ禍で公演が中止されても、同舞台に強いこだわりを持っていたという。また、キューバの革命家チェ・ゲバラのドキュメンタリー映画製作にも精力的に取り組み、選定していた監督とも6月に打ち合わせをしていた。ロシアのウクライナ侵攻が続く中「人を殺すロシアとは違う革命をした人間ゲバラを伝えたい」と熱く語っていたという。そうした“遺作”の今後の行方も注目される。