女優で歌手の森七菜が21歳の誕生日となる31日、初のフルアルバム「アルバム」を発売する。このほど取材に応じ、初アルバムへの思いや今後の目標を語った。

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”歌手森七菜”が、インタビュー部屋に入ってきた。どうやら”女優森七菜”とは比べものにならないほど緊張するという。「びびっています」と緊張した表情を見せたが、アルバム発売の思いを聞くと、笑みがこぼれた。

「ドキドキしています。アルバムを出すというのは想像していなかったので、驚きです。みんなどんな反応をしてくれるのかな?って、緊張や楽しみもあります。家族にも『何でこんなに音痴なの?』って言われるくらい音痴だったので、家族からもしみじみ『まさかねー』って言われます」

出演映画「ラストレター」の岩井俊二監督が作詞、小林武史氏が作曲した20年の歌手デビュー曲「カエルノウタ」や、声優を務めた「天気の子」の新海誠監督、YOASOBIのAyaseら豪華メンバーが手がけた楽曲に加え、新曲も5曲収録されたアルバムのタイトルは「アルバム」。そこには森のこんな思いが込められていた。

「いろんな人に協力してもらって、色とりどりの曲が入ったアルバムになりました。その1曲1曲を聞いた時に、自分のいろんな思い出を思い出してもらえたらいいなって思って。写真の『アルバム』と同じ意味を込めました。アルバムを開くような感覚で、このアルバムを聴いてもらえたらなって思っています」

一躍注目を集めたのは、20年にホフディランをカバーした「スマイル」。自ら出演した「オロナミンC」のCMソングに起用され、ミュージックビデオの再生回数は3700万回を突破した。そこで歌手としての自信はついたのだろうか。

「ないですね(笑い)。でも、私にしてはすごい反響をもらったって思いました。女の子が『スマイル』を音源にして、自分の思い出の写真を載せている動画を友達が送ってくれて、この曲が広まったんだな、って思ったのはすごいうれしかったですね」

発売となった31日は、森の21歳の誕生日。「いつも祝ってくださるファンの人とかに、今年は私からもお返しができるって、うれしいです」と喜ぶ。”七菜の恩返し”はまだまだ続く。来月24日に地元大分、同27日には東京で初のワンマンライブ「もりななLIVE2022『〓(品の口がそれぞれ七)~よろこび~』」を開催する。

「楽しみですね。カメラも回らないし、うまく歌おうっていうよりは、楽しもうっていう気持ちの方が大きいですね。約2年半前のデビューの時に、大分でライブをさせていただいて、その時に『帰ってくるので』って言って。その後コロナ禍とかもあって、やっと約束を果たせるなって思っています。待ってくださった方々と、約2年半分の気持ちを一緒に発散できたらいいなって思っています」

21歳の目標は「あんまり大人にならないこと」。かかとを地面にしっかりつけ、1歩ずつ森のペースで歩みを進めていく。その先にある目標は。

「学校の体育館で歌いたいですね。私が多分、地方の学校だったので、誰か芸能人が来てくれることにすごく憧れていたんですよね。全校集会の時に『今、もし芸能人がテレビ番組の収録で来たらどうしよう!』とか妄想していたり(笑い)。もし、私を知ってくれて、歌を好きでいてくれる人がいたら、そういうところに行って、学生さんたちの夢と、私の夢が一緒にかなう瞬間を味わってみたいなって思います」

森が学校に訪れたら、すごい騒ぎになるのではないか-。

「だといいなって思いますけど(笑い)。『誰、こいつ!』ってなるのは嫌なので、もうちょっと頑張ってからにしたいですね(笑い)」

歌手の時の森にも、やっぱり”スマイル”が似合う。【佐藤勝亮】