喜劇役者の伊東四朗(85)が、落語家とコラボレーションしたトークライブ「ニン!ぎょう町 あたし寄席」(日本橋公会堂)の9月公演が2日、千秋楽を迎え、桂宮治(45)との共演で有終の美を飾った。
伊東の誘いに応じた落語家の高座と伊東とのトークで構成するこのイベントは、7月から春風亭昇太(62)笑福亭鶴瓶(70)ら落語界のトップランナーを迎えて開演。アンカーを務めた宮治について、伊東は「芸は人なり。落語には人間性が表れますね」と、宮治の巧みな話術と高座に魅了された感想を語った。
宮治は「伊東四朗さんに初めてお会いしましたが私が生まれる前からのスター。本物ですね」とやや緊張した様子で伊東とのトークに挑んだ。
化粧品のトップセールスマンとして活躍した経歴を持つ宮治は、30歳で落語家に転身。伊東のリクエストで、サラリーマン時代に実演販売していたころのセールストークをなめらかに披露した。
伊東からは「落語で挫折したらいつでも戻れますね」と冗談を投げかけられたが、1月から「笑点」レギュラーとして出演するなど、いまや落語界を代表するはなし家。宮治は「日曜の夕方に座布団に座っていますのでもう離れたくないです」と笑顔を見せた。
伊東は昔、「笑点」にてんぷくトリオで出演した時に、緊急の代役として、司会を三波伸介が、伊東が座布団を運ぶ役割を担った経緯も紹介された。
高座の宮治は、古典落語の「手水廻し」と「四段目」の2席を熱演して、客席をおおいに沸かせた。
宮治は現在、文化放送の「桂宮治のザブトン5」に出演中(「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」のコーナー)。伊東も同局で「親父・熱愛(パッション)」(土曜午後3時)に25年以上出演している。年の差40の2人には共通点も多い。見る人、聴く人を喜ばせるプロのエンターテイナーの共演に笑い声が絶えなかった。



