サッカー香川真司(33)らが所属するベルギー1部リーグのシントトロイデン(STVV)を盛り上げるために結成された、8人組ガールズグループ「初代シントトロイデンガールズ」の発表会を取材した。

現役看護師、レースクイーン、元アイドルなど多様なバックグラウンドを持つ8人の中に、元JALのキャビンアテンダント(CA)を名乗る人物がいた。雪音まりな(27)だ。

発表会では、むちゃぶりに対応して元CAらしく流ちょうな英語で機内アナウンスを披露するなどして会場をわかせた。

新卒で入社したJALのCAを辞めてから今年で芸能活動4年目という。「これからは声のお仕事やお芝居にも挑戦させていただきたいと思っております」と宣言していた。

現在、テレビ朝日のアナウンススクールに通い、専門的に声の勉強をしているといい、司会を務めたフリーアナウンサー鷲見玲奈(32)からも「とってもステキな声ですね」と絶賛されていた。

鷲見から「仕事の幅が広がりますね」と話を振られると、雪音は「アナウンサーというよりは、ナレーションとかにトライできれば」と意欲を示した。

発表会から3日後、9月1日にオープンした同チームのラウンジ「STVV LOUNGE」のレセプション取材で、雪音と話す機会があった。

シントトロイデンガールズの発表会には約100人の報道陣が駆けつけたが「あんなにたくさんの大人の前で話すのは緊張しました。『芸能人』みたいでした」とおちゃめに振り返った。

そして「スポーツはみるのもやるのも好きです!」と明かしてくれた。何のスポーツをやっていたのかと問うと、「ソフトボールと野球です。中高でやっていました」。聞くと、ポジションはファースト。打順は「6番とかでした。微妙なんです」と苦笑いした。

STVVは野球とは「対極」ともいえるサッカーのチームだが、「国際色豊かで、老若男女から愛されるサッカーというスポーツを発信するお仕事ができるのはやりがいがある。サッカーやシントトロイデンについて学んで、挑戦を続けていきたいです」とやる気は十分だ。

一方で「始球式をやるのは夢です。シントトロイデンガールズはサッカーですけど…」と、やや申し訳なさそうにつぶやいた。CAから芸能の世界に飛び込んだ雪音。サッカー界と野球界を横断的に活動して、スポーツ界全体を盛り上げていってくれてもいい。

シントトロイデンガールズは、チームのプラチナスポンサーを務める「にしたんクリニック」がプロデュースし、テレビやラジオ、SNSなどのメディア出演を通じてSTVVの認知度、マーケティング価値の向上を目指す。

メンバーは、10月にスタートする、お笑いコンビEXITの冠番組、テレビ東京系「EXITのベルギー行ったらモテるやつ」に出演することも決定している。【佐藤成】