女優の今泉佑唯(23)が8日、東京・CBGKシブゲキ!!で、出演舞台「最後の医者は桜を見上げて君を想う」の初日公演前公開ゲネプロと舞台あいさつに出席した。

先月突発性難聴と診断され、配役を急きょ変更しての出演となる心境を語った。

上演直前の配役変更で苦労した点を聞かれ、「そうですね…」と神妙な面持ち。「私が苦労したというよりも、今回、急きょ役を変わってくれた佐々木ありさちゃんだったりとか、急きょ脚本を書いてくれた久保田(創)さん、岡村(俊一)さん、すごく大変だったと思うので、その状況でも舞台を作っていただいて感謝したいと思いました」と伝えた。

久保田から「元気になってよかったですね」と声を掛けられると、「はい」と笑顔を見せた。関係者によると、症状はほぼ回復しているという。主演の細貝圭(37)が共演の山本涼介(27)鳥越裕貴(31)らから「座長頼むよ!」と和やかな雰囲気でイジられるのを見て、今泉も笑顔を見せていた。

今泉が出演する予定だった役を演じる女優佐々木ありさ(22)は「今泉佑唯ちゃんとは、中学生の時にレッスンが一緒だったので、8年ぶりくらいに舞台で共演できたことをうれしく思いますし、助けられていたらうれしいです」と話した。

同作は累計発行50万部突破の二宮敦人氏の同名小説が原作。患者の死などを通じて、3人の医者の信念が語られていく医療ドラマだ。今泉は、夫が若くして末期の白血病を患ってしまった妊娠中の妻、浜山京子を演じる予定だったが、重病患者の澤田茜役に変更となった。

作品のテーマにちなんで、死に直面したらどうしたいか聞かれると、「この本番を迎えるまでの期間、大変だったこと、つらいことがたくさんあったんですけど、家族と過ごすことを大切にしたい、家族みんなで笑い合って過ごしたいなって思いました」と答えた。

また共演の劇団4ドル50セント本西彩希帆(24)は「むちゃをしたいなって思います。ベロベロになるまで酔っぱらって記憶を飛ばすとか。この作品みたいに、自転車でどこまで行けるか試すみたいな」と話すと、鳥越から「普段からやっとるやん」とツッコまれ、「やめてくださいよ!」と笑顔で否定していた。