女優大竹しのぶ(65)が、11日放送のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8時)の第35回「苦い盃」にサプライズ出演した。大竹は、白の装束を身にまとった白髪の占い師「歩き巫女」役で登場。同局を通じ、コメントを寄せた。

大竹は歩き巫女について「いかようにもやれるというか、おかしくもできるし、怖くもできるし。ちょっとおかしなセリフの言い回しとかもあるんですけれども、ただひとつだけ、三谷さん作品によくある、そこに隠されている真実のようなもの、それはちゃんと伝えなければいけないと思いました」。一方で「でもおもしろいところもないとつまらないし、おもしろさ7、深み1、あとは勢い、みたいな感じですかね(笑い)」と振り返る。

演じての感想については「本当だったら100歳くらいの方がやれれば一番いいような役なので、『私でいいのかな』というのはありますけれども。でも特殊メイク担当の江川(悦子)さんもすごく凝ってくださって、それがすごく自然にできていたので楽しかったです」。

源実朝(柿澤勇人)の悩みを聞くシーンでは「勇気をあげたいというか、真実を伝えることでそれが実朝の生きる勇気になればいいなというのは思いましたね。『それが世の常なんだ』という真実を伝える役目という感じですかね」と語った。