スチャダラパーのANIが21日までにツイッターを更新。グループ名の“生みの親”でもある作家、劇作家で演出家の宮沢章夫(みやざわ・あきお)さんの訃報を受け、追悼した。

ANIは「スチャラカ+スーダラでスチャダラっていうのすごいセンスだと思った。グループ名にするくらいのショックを受けました」と、グループ名の由来ともなった合成語を生み出した宮沢さんから受けた衝撃をつづり、「ありがとうございました。ご冥福をお祈りします」と悼んだ。

宮沢さんは多摩美術大中退後、24歳でさまざまな種類の執筆業をはじめ、85年に竹中直人(66)大竹まこと(73)いとうせいこう(61)らとともに演劇ユニット「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」を結成。作・演出をすべて手掛け、89年まで活動した。「スチャダラ」という言葉は1960年代にコメディアン植木等さんの歌や映画から生まれた「スチャラカ」と「スーダラ」という2つの流行語を合成したもので、「ラジカルー」の公演名に使用された。

宮沢さんは9月12日にうっ血性心不全のため亡くなっていたことが20日、分かった。65歳だった。