演技未経験の青年が、人生初の俳優オーディションで夢の「ライダー俳優」に-。放送中のテレビ朝日系特撮ドラマ「仮面ライダーギーツ」で桜井景和(けいわ)/仮面ライダータイクーンを演じる佐藤瑠雅(りゅうが=21)が、初の芝居に奮闘している。一躍“シンデレラボーイ”となった佐藤が、このほど日刊スポーツの取材に応じた。

同作で俳優デビュー。6月、現在の事務所に所属したタイミングで受けたオーディションで、合格をつかみ取った。「演技は習ったこともないんですけど、仮面ライダーは小さい頃から好きだったので受けてみたいなと。運がよかったのかな」と笑みを浮かべる。

オーディション当日は「演技じゃ勝てないと思ったので、明るく接しよう」と人間性をアピール。参加者たちが見せる生の演技に圧倒されて思わず「すげえ」と漏らすと、審査員からは「君、これをやりに来てるんだからね?」とつっこまれたという。どこかほんわかしたキャラクターは、演じるお人よしの役柄に重なる。

3歳で当時放送していた「仮面ライダー剣(ブレイド)」にハマり、小学校ではライダーごっこに熱中。何かになりきる楽しさを知ったのも、この頃だ。子供たちには「やってみたいと思うことを諦めなければ、かなうんじゃないかな」とヒーローらしく語る。オーディションで演技への感じた照れも「みんな本気でやっているので、今恥ずかしさは全くないです」とプロの1歩を踏み出している。

目標は佐藤健と窪田正孝。「-ギーツ」では根っからの善人役だが、いずれは「悪い感じのサイコパスとか、真逆の役もやってみたい。憧れのお二方みたいに、カメレオン俳優と呼ばれるようになりたいです」と語った。【遠藤尚子】

 

◆佐藤瑠雅(さとう・りゅうが) 2001年(平13)4月17日、千葉県生まれ。21年、友達の勧めでダンス&ボーカルグループのオーディション番組に参加し、芸能界入り。特技は人前で歌うこと。180センチ、血液型B。