「スピーカーでラジオを聴こう」キャンペーンを展開している民放ラジオ99局が25日、都内で、特別番組の公開収録を行い、同キャンペーンのアンバサダーを務める松任谷由実(68)が出演した。

番組タイトルは「WE LOVE RADIO 松任谷由実 50th ANNIVERSARY~日本中、ユーミンに包まれたなら~」。同キャンペーンの企画「ユーミンリクエスト WEEK」に寄せられたリクエスト曲とエピソードを元にした選曲したベスト盤「ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~」が10月4日にリリースされ、この日の番組では、寄せられたリクエストを中心に構成された。

50周年を迎えたユーミンだが、ラジオパーソナリティーとしても、40年のキャリアを誇る。ラジオについてユーミンは「戦友ですね。ラジオブースでしゃべっていると、リスナーの顔が浮かんできて。マンツーマンでおしゃべりしているみたい。ラジオじゃないとでないバイブスがあると思う」などと語った。90年代には、リスナーの合格祈願のために、ユーミンが東京・湯島天神に参拝したことを明かし「人と人とがつながるメディアですね」。

番組では寄せられたリクエストの中から、ベスト盤のブックレットには入らなかったエピソード3編を、斎藤工、上白石萌歌、YOUの3人が朗読。3人はユーミンへのメッセージも寄せるとともに、ユーミンも3人について語った。

番組の最後には、ユーミンのライブで長年音楽監督を務めている武部聡志氏を招き、リクエストされた「最後の春休み」を生歌唱。さらに番組タイトルにも使われた「やさしさに包まれたなら」も披露した。

ユーミンは「情景を思い浮かべながら歌ってみました。みなさんの思いに支えられて歌っていたことを実感しました。みなさんのメッセージが心に染みて、泣きそうです」と話した。

特別番組はニッポン放送でパーソナリティーを務める垣花正(50)とTOKYO FMの住吉美紀(49)が進行を務めた。10月3日~9日まで、民放ラジオ99局でそれぞれ放送される。