サッカー元日本代表FWで解説者、タレントの武田修宏氏(55)が25日、京都・サンガスタジアムで行われたJFL第23節の鈴鹿ポイントゲッターズ-東京武蔵野ユナイテッドFC戦を視察した。

武田氏は試合後、日刊スポーツの取材に応じ、FWカズ(三浦知良、55)が、さいたまスーパーアリーナで行われた格闘技イベント「超RIZIN」で、タイのブンチュアイ・ポーンスーンヌーン(22)とプロ2戦目を戦い、1回一本勝ちで飾った次男の三浦孝太(20=BRAVE)が、会見で着ていたヴェルディ川崎のジャージーの秘密を語ったと明かした。

武田氏は試合後、鈴鹿のロッカールームを訪問した際、カズから「タケ、見てくれ」と言われて、1枚の写真を見せられたという。その写真には、妻のりさ子(54)ら家族とともに、ヴェルディ川崎のジャージーの着た孝太が写っていたという。カズは、孝太が着ていたジャージーについて、1月にりさ子の父が86歳で亡くなり、ものを整理する中で「93年のヴェルディのジャージーが出てきた」と説明。孝太が会見で着ていたのが、そのジャージーだと明かした。

カズは、武田氏に「懐かしいだろ。孝太は勝ったけど、俺も勝ちたかったな」と、後半42分にピッチに立つも、アディショナルタイムの失点で1-1で引き分けたことを惜しんだという。孝太の勝利を喜びつつも、父親として格闘技を続ける次男をひそかに心配もしている様子だったという。