元宝塚歌劇団星組トップで女優、紅ゆずるの退団後初主演となる舞台「アンタッチャブルビューティー~浪速探偵狂騒曲~」(大阪松竹座)が25日、千秋楽を迎えた。

同公演は公演関係者から、新型コロナウイルス感染者が確認され、18日から24日までの中止になった。配役4人を変更しての千秋楽上演となった。同公演は昨年4月に上演予定だったが、感染の影響で公演中止に。1年半の時を経てようやく17日に初日を迎えたばかりだった。

大阪の下町を舞台に、紅ゆずる演じる探偵見習いの本間カナが、地元商店街の人々と交流を深めながら、父の死の真相を探るというストーリー。わずか計2日間の公演となったが、午後の部のカーテンコールで紅は「18日から24日までの公演が中止になってしまい、誠に申し訳ございませんでした。またきょう、出演できなかった大切な仲間の代わりに代役をつとめてくださった皆様、また急きょ、大役を務めてくださった曽我廼家文童さん、本当にありがとうございました。そして再開を熱望してくださったお客様のおかげでこの千秋楽があったと思っています」と感謝した。

カーテンコールでは10月14日から、この日の公演の有料配信が決定したことも発表された。