プロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(45=米国)への花束騒動で批判を浴びた「ごぼうの党」奥野卓志代表が29日、交流のあるユーチューバー、ヒカルのYouTubeチャンネルに出演し、反省と謝罪の言葉を述べた。

奥野氏は、今回の行為が”炎上商法”ではないかと臆測の声があがっていることについては、「炎上商法って炎上して商売すること。僕やってることって逆なんで、総スカンになるようなことなんで、もちろんそういうつもりもなく」と否定した上で、「思いがあってあえてやったこと」だとした。

その行動に至った”思い”についてはここでは述べず、「世紀の一戦と言われる大舞台で、海外にも生配信されているという状況で、客観的に自分が世界に対してどう映るのかなと、しかも着物着て和装で。わたしに思いはあったんですけど、あの行為自体はあの場に決して適切ではなかったというふうに深く思いました。多くの人を悲しませてしまった」「日本のイメージまでマイナスに語られることもあると思う。それに対して、とんでもない過ちをしてしまった」と反省を述べた。

また「ああいった神聖な場で、信頼をして頂いて私をあそこの場にセッティングしていただいた多くの関係者を含め、あの四角いリングで血がにじむ思いをして頑張ってる方々に対して、そして私のあの行為を見て本当に残念に思われた方々に対して、私がやった行為があの場に適切ではなかったと理解をしておりますので、そのことに関してはこの場で謝罪をさせていただきたいと思います。申し訳ありませんでした」と関係者や格闘技ファンに謝罪。

続けて「そして何より、朝倉未来選手とメイウェザー選手、試合の当事者のおふたりの、しかも試合が始まる前の状況で空気を汚してしまったことに対しておふたりに謝罪をさせていただきたいと思います。本当に申し訳ありませんでした」とし、さらにメイウェザーとその陣営に対して「やはりあそこで、日本という国に来て、日本人のプレゼンターからまさかあのようなことをされるとは思わなかったと思うので、動揺させたりとか、悲しい思いを当然させてしまったと思う。謝って済むことではないと思うんですけど、私の口から謝罪をさせてください。申し訳ありませんでした」と、深々と頭を下げて謝罪を繰り返した。

奥野氏は25日にさいたまスーパーアリーナで行われた格闘技イベント「超RIZIN」のメイウェザーと朝倉とのエキシビションマッチで、メイウェザーに花束贈呈を担当。しかし奥野氏はメイウェザーの目の前で花束を投げ捨てるという”暴挙”に出て、会場は騒然。ネット上でも批判の声が相次いだ。