日本テレビ系「笑点」メンバーとしても知られる落語家三遊亭円楽(さんゆうてい・えんらく)さん(本名会泰通=あい・やすみち)が30日、肺がんのため亡くなった。72歳。

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三遊亭円楽さんは6年前、写真週刊誌に不倫を報じられ釈明会見を行った。

浮気を認めた上で、妻とのやりとりを明かし、相手の女性を気遣いつつ、謎かけまで披露。笑いで締め騒動を治めたことで、後に神対応と呼ばれる会見となった。謎かけは「今回の騒動とかけまして、東京湾を出て行く船と解きます。(その心は)後悔(航海)の真っ最中」、続けて「天保銭(江戸時代の小銭)と解く。今は通用しません」と2連発だった。報道陣を会見場の出口まで見送り、報道した写真週刊誌の記者にも声を掛けるサービスぶりだった。