今春、吉本新喜劇のゼネラルマネジャー(GM)に就いた間寛平(73)が10日、大阪・なんばグランド花月(NGK)で行われた「吉本新喜劇まつり2022~選ばれし30名の座員たち~」の上演後に、定例会見を兼ねて取材に応じた。

寛平は、公演を振り返り「稽古の段階で大丈夫かなと思った。受けるんかなと心配しながらやっていたが、あたたかいお客さんだった」と振り返った。

総選挙1位で主演を務めたアキ(53)は「最初ギャグをして、途中からは真面目な真剣な芝居だった。普段とは違う気合も入った。京都太秦で(スタントマンとして)頑張った2年間、20歳のころの頑張っていた自分を思い出した。不思議な感じでした」。芸人になる前、東映でスタントマンとして働いた期間を思い起こし、語った。

アキは、1位のごほうびとして、11月29日~12月5日、NGKで「記念座長公演」を行うことも決まっている。「今いる座長とは違ったアキという色を、しっかり出していきたい」と意気込んだ。

また、寛平GMは新たにやりたい企画があると話し「今度は新喜劇の中で、男前人気投票をやりたい」と提案。”男前”のワードにすぐにアキの名があがり「僕は寛平師匠に似てると言われますよ。目が細い所とか」と話した。

寛平は「目が小さい言うても、僕は73年間、目に1回もゴミが入ったことがない」と明かし、笑いを誘った。ただ、その後すぐ「小学校の時とか、砂の竜巻とか起こるやん。その中でも目開けてた。小さいだけではない。押し出す力が強いんやと思う」と語り、一同から「1回入ってるやん」とつっこみを受けた。

会見には辻本茂雄(58)、高井俊彦(47)、小林ゆう(23)も出席。

ほかにも、多様な企画が上がり、辻本が座長を務め、総選挙で30位以内に選ばれなかった”アンダー”座員で行う公演も決定。「なんばグランド花月35周年特別公演 辻本新喜劇まつり! 吉本新喜劇総選挙30位以内に選ばれなかった座員で大爆笑とったらど~や!」(11月6~7日、NGK)として開催される。奈良・橿原市内の小学校で「ミニ新喜劇&ワークショップ授業」を開くことも発表された。【波部俊之介】