女優北川景子(36)が来年1月期のフジテレビ系連続ドラマ「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~」(月曜午後9時)に主演することが23日、分かった。北川の連ドラ主演は、昨年4月期のTBS系「リコカツ」以来1年9カ月ぶり。フジテレビの看板ドラマ枠「月9」は出演5作目にして初の主演となる。

北川演じる柊木雫(ひいらぎ・しずく)は法曹界のエリートとして東京地裁・刑事部の裁判官を務めていたが、南山大の法科大学院(ロースクール)の派遣教員に任命される。「人を知らなければいい法律家にはなれない」という信念のもと、裁判官や検察官、弁護士を目指す学生たちと切磋琢磨(せっさたくま)するリーガル&ヒューマンドラマ。脚本を「ラジエーションハウス」シリーズの大北はるか氏と神田優氏が担当するオリジナル作品だ。

北川は「ロースクールを舞台にした作品はあまり見たことがないので、設定自体すごく新しいと思いました。真っすぐでピュア、少し頼りないところもある柊木が、さまざまなことに向き合って奮闘していくドラマなので、共感していただけることが多いのではないでしょうか」と話している。

北川は03年にTBS系「美少女戦士セーラームーン」で女優デビュー。07年にテレ朝系「モップガール」で連ドラ初主演。「月9」は08年「太陽と海の教室」、09年「ブザー・ビート」、10年「月の恋人」、そして14年7月期の「HERO 第2シリーズ」に続く8年半ぶりの出演。フジテレビ連ドラは15年7月期に主演した「探偵の探偵」以来、7年半ぶりの出演となる。

北川は「野田悠介プロデューサーとは09年の『ブザー・ビート』以来で、当時はまだ新米同士でした(笑い)。『月9の主演は初めてなんだ』と意外に感じました。伝統あるドラマ枠に、また出演させていただくことだけでもうれしいのに、主演させていただけて本当にうれしいです。以前から知っているスタッフの方々と一緒に作っていけるので、プレッシャーを感じることはありません。楽しみとうれしさしかありません」と話している。

野田悠介プロデューサーは「北川景子さんが今まで演じたことのない、無駄に一生懸命で非効率的な女性。残念で頼りないところもあるけど、とことん前のめりで向き合う主人公・柊木雫。北川さんの凜(りん)としたイメージとは正反対の役柄をどのように演じていただけるのだろうかとイメージしながら作り上げて行きます。ロースクルーで出合う先生たちや生徒たちに囲まれ、どう成長していくのか。ロースクールのリアル日常と先生と生徒の成長を描くリーガル青春群像劇をお楽しみに」と話している。