高橋一生(41)が、1月スタートのテレビ朝日系ドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」(土曜午後11時30分)に主演する。共演橋爪功(81)の“ラブコール”を受け、一風変わったホームドラマを演じる。また本田翼(30)がヒロイン役で出演する。

地方都市で代々続く花火店が舞台。高橋は花火師の望月星太郎を演じる。2人暮らしをしていた4代目の父航(橋爪)が息を引き取り途方に暮れるが、数カ月後、死んだはずの父親が当たり前のように現れる。花火師親子の不思議な日常を描くファンタジーホームドラマで、向田邦子賞を受賞した橋部敦子氏のオリジナル作品となる。

高橋と橋爪は21年に舞台で共演。意気投合した橋爪から声掛けがあり、高橋は「ヅメさん(橋爪)がやりたいと言ってくださっているというのがとてもうれしくて」と喜ぶ。物語は会話劇がメイン。「呼吸をすごくくんでくれる」と橋爪について語り、「人の動向を常に見ている感じがお芝居でも見て取れるんですが、今からどのようなやりとりが生まれるのかとても楽しみです」と共演を心待ちにする。作品については「今の人にも時代にも合って、楽しめる会話劇、人の機微をちょっと風変わりな視点で見せていくホームドラマになっていると思います」と語った。

橋爪は「出発点は、一生とドラマをやりたかったという思い」と明かす。高橋を「面白い役者」といい、「一生との掛け合いも楽しみですね」と期待。また「後半に行くほど、どんどん話が広がっていくのも、面白みだと思っています。そこに本田翼さんが入ってこられて…僕も一生も口が悪いんで、それに耐えていただけるのかだけ心配ですね(笑い)」と笑わせた。

本田は、花火店を訪れる水森ひかりを演じる。星太郎には母を、航には妻を思い出させる存在で、望月親子に影響を与えていく。本田はオファーに驚きつつ「高橋さん、橋爪さんというおふたりに私をキャスティングするというチャレンジな作品に応えられるよう頑張りたいと思います」とコメントした。