テレビ朝日系トーク番組「徹子の部屋」(月~金曜午後1時)が5日、先月28日に敗血症のため61歳で亡くなった渡辺徹さんを緊急追悼した。通常の内容を変更し、過去の登場VTRを使用。渡辺さんが当時56歳だった2017年(平29)のVTRには妻の榊原郁恵と一緒に出演した。結婚30年で夫婦としては番組初共演だった。

共演がなかなか実現しなかった理由を2人は語った。榊原は「やりにくかったんですよ。テレビに出ている時の雰囲気とお家の顔とやっぱり違いがありますから。うそ~みたいなところがあったりだとか」と言うと、渡辺さんも「ケジメがつかなかったんですよ」。結婚後もドラマで共演したが一緒の台本を家で読んだりして、メリハリがつかなかったという。

話題は銀婚式に移った。渡辺さんが3カ月前から京都の一流旅館を予約。東京で榊原に内緒でダイヤの指輪を用意して、旅館のおかみに届けておいた。指輪を榊原に出すタイミングまで打ち合わせる用意周到ぶり。本番はおかみがシャンパンと一緒に指輪を差し入れてくれ、思わず榊原はうっすら涙。最後は2人で記念撮影までしたという。サプライズ大成功に終わったかにみえた。

帰京後、指輪のプレゼントを内緒にしていたはずなのに、子供から「ちゃんと指輪わたせた? お母さんがひょっとしたら指輪をもらえるかもって言っていたよ」と言われてビックリ。秘密裏に指輪をプレゼントしようとしていたのが、榊原が管理しているクレジットカードの明細からバレていたという。榊原の左手薬指にはプレゼントされた指輪がはめられ、画面上で大写しにされていた。