南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代(43)が8日、俳優の佐藤達(とおる、47)と婚約したことを発表した。

21年6月に舞台「徒然アルツハイマー」で共演し、今年3月に交際を開始。両親へのあいさつも済ませており、近々、婚姻届を提出する予定だという。

しずちゃんは8日未明、相方山里亮太がパーソナリティーのTBSラジオ「JUNK 山里亮太の不毛な議論」(水曜深夜1時)にゲスト出演。サプライズで婚約を報告し、山里らを驚かせた。番組終盤には佐藤本人もスタジオに登場。なれ初めなどを明かした。

交際はしずちゃんからのアプローチで始まった。「舞台で共演して、お芝居がすごいなと思って」と語り「私から追いかけて初めて振り向いてくれた人。優しくて、私と同じかそれ以上なぐらいしゃべるのが不器用で。私でも先にしゃべりたくなっちゃうくらいゆっくりしゃべったりする」。 佐藤はしずちゃんの良さに笑顔を挙げ「ニカッと笑った笑顔を見た時に『そうだ何でもいいな』って思えます。温かいお茶が出てきたような感じがする」と語った。山里も2人について「何か合うなあ。同じ空気、同じ時計な気がする」とし、佐藤に「しずちゃんのアタックに観念したんですね」と振ると、佐藤は「観念した時にはこっちが好きになっていました」とスタジオを沸かせた。

佐藤は紙芝居詩人としても活動しており、プロポーズはしずちゃんとの出会いや気持ちを描いた紙芝居で思いを伝えたという。しずちゃんは「佐藤静代です」とうれしそうに口にし、山里は「ちょっと気が早いんじゃないの~?」とイジって笑わせていた。

○…山里はしずちゃんの電撃婚約発表に最後まで動揺を隠しきれない様子だった。番組内で報告を受けると「え?え?結婚するの?」と取り乱し「いや、(スタジオ)人多いなと思ったんだよ」と驚きを口に。しずちゃんは自身がキューピッドとなって山里と結婚した蒼井優(37)に、交際時から報告を済ませており、山里はこれにも仰天。「全くわからなかった。やっぱみんな演技うまいんだね」と笑わせた。番組最後には婚姻届の証人として山里がサインすると、天の声として出演した日本テレビ系「スッキリ」でも「彼氏がいたことも知らなかった」と脱帽していた。

◆山崎静代(やまざき・しずよ)1979年(昭54)2月4日、京都府福知山市生まれ。大阪府立茨木西高時代は女子サッカー部。03年、山里亮太と南海キャンディーズ結成。ボケ担当。06年映画「フラガール」で女優デビュー。07年日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。ドラマでボクサー役を演じたことを契機に08年ごろから趣味でボクシングを始め、09年にC級ライセンス取得。11年には台湾で初の公式戦を戦い、15年引退。身長182センチ。

◆佐藤達(さとう・とおる) 1974年(昭49)12月31日、秋田県生まれ。03年に長谷基弘主宰「劇団桃唄309」に加入。以降は主に舞台を定期的にこなし、今年11月にも東京・下北沢の駅前劇場で行われた「小松台東『左手と右手』」に出演。紙芝居詩人としても活動し、09年から毎年ライブを開催中。YouTubeチャンネル「俳優 佐藤達の紙芝居(かみしばい)」も配信している。特技はスキー、卓球、雪かき。身長178センチ、体重65キロ。