河合優実(22)が新人賞を受賞した。27日に日刊スポーツ公式YouTubeチャンネルでプレミア配信された特別番組内で発表された。

「冬薔薇(そうび)」(阪本順治監督)「PLAN75」(早川千絵監督)「ある男」(石川慶監督)「女子高生に殺されたい」(城定秀夫監督)など、今年は8作品に出演。来年で女優業を始めて丸4年となるタイミングでの受賞となった。

▽河合優実コメント

このたびは大変栄誉ある賞をいただきまして本当にありがとうございます。賞状を読み上げていただいて、内容を聞いていて、歴史ある映画賞なのにすごく心のこもったメッセージをいただきまして、感動しました。これからも本当に形としてこういった新人賞というものをいただいたんですけれども、すごく幸運なことだなと思うとともに、慢心せずに、これからも変わらず、未来で、映画を作る皆さんと映画を見ていただく皆さんと出会えることを本当に、心から楽しみにしているので、どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。

◆河合優実(かわい・ゆうみ)2000年(平12)12月19日、東京都生まれ。19年映画「よどみなく、やまない」で主演デビューし、映画、ドラマ、モデルなどで活躍。22年ブルーリボン賞新人賞受賞。主演映画「少女は卒業しない」が来年2月23日公開。

◆冬薔薇 専門学校にも行かず、不良仲間とダラダラと生きる渡口淳(伊藤健太郎)。親とも不仲な淳は両親の仕事にも興味を示さない。そんな中、淳が所属する不良グループのリーダーである美崎輝(永山絢斗)の妹智花(河合)が襲われる事件が発生する。

◆PLAN75 78歳の角谷ミチ(倍賞千恵子)は高齢を理由に仕事を解雇され、満75歳から生死の選択権を与える「プラン75」申請を検討する。市役所の申請窓口で働く岡部ヒロム(磯村勇斗)とコールセンターの成宮瑶子(河合)はシステムに強い疑問を抱く。

◆ある男 弁護士の城戸(妻夫木聡)は亡くなった大祐の妻から身元調査を受ける。大祐の兄が遺影を見て「大祐じゃない」と告げ別人と判明。正体を追う中で、本物の大祐の元恋人、後藤美涼(清野菜名)過去を知る茜(河合)らを手掛かりに真実にたどり着く。

◆女子高生に殺されたい 女子高生に殺されるため高校教師になった男・東山春人が立てた、9年間もの「理想的な自分殺害計画」。東山が顧問となった「遺跡研究部」に幼なじみと入部した、対人関係が苦手な小杉あおい(河合)は犯罪計画に巻き込まれる。