なにわ男子の道枝駿佑(20)が、第35回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、石原音楽出版社協賛)で石原裕次郎新人賞に輝いた。初主演映画「今夜、世界からこの恋が消えても」(三木孝浩監督)で、ファンが選ぶ最高作品賞・最高演技賞との“3冠”を達成。石原裕次郎賞は山崎賢人(28)主演の「キングダム2 遥かなる大地へ」(佐藤信介監督)。主演男優賞は阿部寛(58)主演女優賞は倍賞千恵子(81)が受賞した。石原裕次郎賞には300万円、石原裕次郎新人賞には100万円が贈られる。
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受賞はマネジャーから突然伝えられた。「いきなり『おめでとうございます!』って言われてびっくりしました」と笑顔で明かした。「初主演映画でこういう賞をいただけるのが本当にうれしい。日々支えてくださったスタッフさん、共演者の方々、皆さんのおかげです」と感謝した。
「主演としては探り探りの日々でしたが、やっぱりしっかりしないとって思いも、プレッシャーもありました。毎日学ぶ部分が多くて、たくさんの刺激をもらった現場でした」
劇中では心優しい高校生、神谷透を演じた。ダブル主演の福本莉子(22)とともに、記憶をテーマにしたはかない青春ラブストーリー。選考会では、裕次郎さんのようにスクリーン上で輝くスター性や将来性も評価された。
ジャニーズ事務所所属タレントでは94年の木村拓哉、02年の長瀬智也(当時)、06年の岡田准一に続き16年ぶり4人目の同賞受賞。「すごい諸先輩方がたくさんいるので、僕もその背中を見て、アイドルとしても俳優としても後輩たちから憧れられるような存在になりたいです」と力を込めた。
特に、幼少期から大ファンだった木村に対しては特別な思いがある。「憧れの先輩と同じ賞をいただいたのは縁を感じますし、本当にありがたいです。木村さんはカリスマ性とスター性を兼ね備えている、まさにスターですから」と感慨を込めた。
今年は4月期の日本テレビ系ドラマ「金田一少年の事件簿」に主演。11月にデビュー1周年を迎えたなにわ男子としても、大みそかの「NHK紅白歌合戦」初出場を控える。個人でもグループでも充実の日々。「今までで一番濃かったです。怒濤(どとう)でした。だからこそ、来年はもっとすごい1年にしたいです。個人でも、グループ7人でも、走っていきたいですね」と誓った。
木村が同賞受賞時に22歳だったことを踏まえ、「木村さんはその後、23歳で『ロンバケ(ロングバケーション)』ですもんね…!」と先輩のすごみをあらためて実感した様子。「20代、僕もできる役の幅も広がっていくと思うので、どんな自分と出会えるのか楽しみです。演技を自分の武器にできるようにもっと勉強します」と意気込んだ。謙虚な20歳の行く先に、スター街道が待っている。【横山慧】
○…日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞で今年、2回目を迎えたファン参加の賞でも道枝が“2冠”に輝いた。「ファンが選ぶ最高演技賞」に道枝、「ファンが選ぶ最高作品賞」に主演映画「今夜、世界からこの恋が消えても」(三木孝浩監督)が選ばれ、27日付の日刊スポーツ紙面で発表された。投票総数は両部門ともに7万8596票。
○…テイチクエンタテインメントから、道枝駿佑が受賞した石原裕次郎新人賞の副賞として裕次郎さんのオリジナル曲・全85曲が内蔵されたレトロホーンが贈呈された。
◆選考経過・石原裕次郎賞新人賞 「(裕次郎さんの)イメージと言うと時代が違う」(河内利江子氏)と、スケールの大きさなどを議題とする中で「演技派の宮沢氷魚、スター街道にいく道枝駿佑」(伊藤さとり氏)との意見があがり、決選投票で道枝が選ばれた。
◆道枝駿佑(みちえだ・しゅんすけ)2002年(平14)7月25日、大阪府生まれ。14年11月ジャニーズ事務所入り。昨年11月になにわ男子として「初心LOVE」でCDデビュー。同12月公開の映画「99・9-刑事専門弁護士- THE MOVIE」に出演。愛称「みっちー」。179センチ。血液型O。
◆今夜、世界からこの恋が消えても 眠ると記憶を失う「前向性健忘」を患った女子高生・日野真織(福本)と、真織を献身的に支えながら自身も秘密を隠す同級生・神谷透(道枝)。1日限りの恋を積み重ねる日々が消えてしまう時のため、透はある作戦を立てた。
◆石原裕次郎新人賞 1987年(昭62)に亡くなった、戦後を代表するスター石原裕次郎さんの遺志を引き継ぎ、日刊スポーツ映画大賞に併設。石原音楽出版が運営に全面協力している。裕次郎さんを、ほうふつとさせる将来性豊かな、映画デビュー5年以内の新人に贈られる。賞金100万円。
昨年「東京リベンジャーズ」「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」で石原裕次郎新人賞を受賞した眞栄田郷敦(22) このたびは、石原裕次郎新人賞受賞おめでとうございます。このたびの賞を通じて、道枝さんとのご縁をいただけたこと、大変うれしく思います。いつか作品の現場でご一緒させていただけるよう、その日を楽しみに、精進してまいります。その際は、どうぞよろしくお願いいたします!



