声優の諸星すみれ(23)が21日、東京・新宿バルト9で行われたアニメ映画「アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~」公開記念舞台あいさつに出席した。主人公の星宮いちご役を務め「ここまで応援していただいて、ありがとうございました。泣きましたか~? 今日は『アイカツ!』の話、いっぱいしたいと思います」とあいさつした。

「アイカツ!」シリーズは、女の子がトップアイドルを目指す姿を描くプロジェクトで、テレビ東京系で12年から開始。10周年で映画化された。諸星はオーディションを受けた当時は小学6年生だった。「それが23歳になって。年齢ももちろん変わりましたし、いちごちゃんも成長した。10年間って長い時間ですけど、やっているうちは必死で。初めての主人公で。本当に必死だった。経験を積んで、『アイカツ!』の世界でもお芝居を経験させてもらって。私もいちごちゃんの成長とか、自分の声の変化があっても、マインドだけはぶらさない。私はずっと、星宮いちごだって確信できる」と熱く語った。

自分にとっての「アイカツ!は」という質問の答えに強く思いを込めた。諸星は「私の青春そのもの。言いたいことがたくさんある。せりふの1つ1つをかみしめたくなる。劇場版を見てると『アイカツ!』に出会えてよかったな、と。ここまでやってきた証しの1つ」と語った。

紫吹蘭役の大橋彩香(28)は「人生のバイブル、教科書。私自身も『アイカツ!』から学んだ。みなさんも育ってきた。人生の作品」とコメント。藤堂ユリカ役の沼倉愛美(34)も「学校。『アイカツ!』という経験があったから成長できた」と感慨深げに話した。木村隆一監督(51)も「僕にとっては娘みたいな存在。今回、久しぶりに戻ってきてくれて、お出かけしてくれた」と話した。

諸星は最後に「こんなにすてきな贈り物をもらえるとは思わなかった。贈り物のように感じられる作品だと思います。きっと見ていると、キャラクターの成長を感じられると思います。見終わった時には、前に進めるという映画になっている」と締めくくった。