乃木坂46のキャプテン秋元真夏(29)が24日、都内で、メンバー同士が撮影したオフショット写真集「乃木撮 VOL.03」の発売記念記者会見に出席した。今月7日にグループからの卒業を発表後、初の公の場。卒業コンサートを約1カ月後に控える心境を語った。

あらためて卒業を決めた経緯を聞かれ、「決めたのは1年くらい前で。メンバーと過ごすのがすごく楽しくて離れたくないくらい大好きなんですけど、先輩がいなくなった状態で活動する姿が見たいなって思うくらいみんなが頼もしいので」と説明した。

11年8月に加入。最後の1期生として、後輩たちへのメッセージを求められると「みんな心配になるくらい真面目すぎるので、私のおっちょこちょいを全員に分けてから卒業したいと思います」と笑った。「ファンの方が助けてくれるっていうのをこの11年で知ったので。みんなにそれを伝えたい」と続けた。

2月26日に横浜アリーナで行われるコンサートをもって卒業する。「こうしてみんなと顔を合わせると、会えなくなっちゃうのか…って実感します。1カ月後にライブがあって、最後は泣いているよりもかわいく終わりたいので、涙を抑える練習をしたいです」と笑った。

3期生の久保史緒里(21)からは「真夏さんは、大丈夫なのかな? っていうくらいメンバー分け隔てなくすごく愛を下さった方。加入して間もない頃に言われた一言を7年目の今でも思い出します。全員助けられてきました」と感謝された。今後の乃木坂46について、秋元は「3期生から5期生がメインとなって活動していく乃木坂になるので、副キャプテンの梅澤美波ちゃんをみんなでサポートしつつ、いろんな会場、私が立ったことのない会場でもライブしてほしいなって思います」と願った。

具体的にどのライブ会場か聞かれ、「国立…?」と答えた。「去年日産スタジアムに初めて立って、とんでもない景色だなって思って。観客側でも味わってみたいと思いました。国立競技場に立っているみんなを見たいです!」と激励した。4期生遠藤さくら(21)は「真夏さんはじめ、たくさんの先輩たちが私たちを成長させてくださったので。その先輩方に見ていただけるのであれば、立てるように頑張りたいなって思います」と意気込んだ。

卒業後の活動についても聞かれ、秋元は「歌はあまり上手なほうではないので」と前置きしつつ、「テレビ番組、バラエティーのお仕事とかがすごく好きだなって思ったので、そういうところをたくさん強化していけたらと思っています」と明かした。また、両手の人さし指でハートを撃ち抜く必殺技「ズッキュン」については「引き続きやっていきたいと思います」と宣言した。

同書は17年2月から写真週刊誌「FRIDAY」に連載されている「乃木撮」をまとめたもの。メンバー全員がカメラマンとなり、お互いの赤裸々な素顔を撮影する名物企画だ。第3弾の今回は20年から今年の約3年間のオフショットを大量に収録している。秋元は「掲載している写真の数と同じ777点くらいの、過去最高の出来になっていると思います!」とアピールした。