NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~金曜)の2日に放送された第85話の平均世帯視聴率が16・3%(関東地区)だったことが3日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は9・2%だった。平均世帯視聴率の最高記録は第10話の16・9%。

時代は90年代から現在、「物づくりの町」として知られる大阪府東大阪市と自然豊かな長崎・五島列島が舞台。東大阪で町工場を営む両親のもとに生まれたヒロインの岩倉舞(福原遥)は、祖母が住む五島列島で「ばらもん凧(だこ)」に魅入られる。やがて入学する航空学校で“パイロットの卵”である仲間と励まし合いながらフライト訓練に挑み、飛行機で空を飛ぶ夢に向かっていく物語。福原は朝ドラ通算4度目のオーディションで2545人の応募を勝ち抜いて主役をつかんだ。長崎出身の歌手さだまさしが語りを務める。

あらすじは、舞が夕飯の支度をしていると、めぐみ(永作博美)が家に届いた郵便物を持って帰宅する。その郵便物には、祥子(高畑淳子)から五島での釣りフェスタのチラシと手紙が届いていた。手紙を読んだ舞は祥子に電話をし、自分が浩太(高橋克典)の夢だった航空機の部品作りに挑戦していることを報告する。それに対し、祥子も五島での島おこしを頑張ると答え、お互いを励ましあう。だが飛行機のエンジン用部品の本発注はライバル会社が受けることになった。めぐみは将来的にも航空機部品に特化する考えがないことを明かした。それでも荒金(鶴見辰吾)から連絡があり、自動車部品の製造を依頼される。

一方、悠人(横山裕)はめぐみにIWAKURAの権利を返そうとする。