舞台「キングダム」開幕記念会見が7日、東京・帝国劇場で行われ、信役の三浦宏規、高野洸、エイ政/漂役の小関裕太、牧島輝らキャスト陣が意気込みを語った。
初日(5、6日)を観劇した原作者原泰久氏から「圧巻でした」「想像をはるかに超える感動」と絶賛するメッセージが届けられ、一同大感激した。
カンパニーきっての原作通という牧島は「きのうお会いして、ちょっと泣いてしまった。親にも『先生に会えたんだよ』と言いました。おこがましいですけど、サインもらった」と喜びを語り「カンパニー一同、先生から受け取った思いも、お客さまに返しながら頑張っていきたい」とした。
三浦は「開口一番に『4度泣きました』と言ってくださって、感無量。ここまでけいこ大変でしたけど、頑張ってやってきてよかった」。原作ファンとして、「いちかばちか」で笑いを取り入れた挑戦をしてみたところ、原氏から「あそこがいちばん良かった」と言われ、「間違っていなかったんだと」と感激をかみしめた。
高野は「オーラがすごくて、うれしすぎて飛んじゃってるというか、あまり覚えていない。原作の方が応援してくださる舞台なので、しっかりやり切りたいし、お客さまに届くように極めていきたい」。小関も「あいさつさせていただいたが、たじたじになっちゃって、あまり覚えていない」と笑顔で話した。
作品について小関は「ワイヤなどを使わずに肉体の限界に挑戦している作品なので、楽しんでいただけると思います」と語り「ぜひ皆さんに戦っている姿を見ていただき、日々の戦いにつながるエネルギーをお渡しできたら」とした。
原作者原泰久氏のコメントは以下の通り。
「舞台『キングダム』、圧巻でした! 目の前で繰り広げられる壮絶なアクション、白熱のドラマ、とにかくキャストさんたちの圧倒的な熱量がダイレクトに伝わってきて、想像をはるかに超える感動がありました。今回の舞台用にアレンジした脚本も素晴らしい出来栄えで、『キングダム』をまた新しく体験できる作品が生まれたと感じています。これから長い公演が続きますが、キャストの皆さんがけがなく『戦場』に立ち続けられることを切に願っています」。
東京公演は帝国劇場で27日まで。その後、大阪、福岡、北海道でも公演。