タレント平井桃伽(18)が、「ABEMA」オリジナル日韓高校生恋愛番組「ロマンスは、デビュー前に。」(木曜午後10時)に出演し、“青春”している。9人組ガールズグループNiziUが誕生した「Nizi Project」でのアイドルデビューはかなわなかったが、「オールマイティータレント」という新しい夢に向け、再びスタートを切った。このほど、取材に応じた。

クリッとした大きな瞳が特徴的だ。とても18歳とは思えない、大人びた表情も持ちあわせ、平井の周りにはゆっくりとしたオーラが流れている。

番組はモデル、俳優、タレントなど、さまざまなジャンルにおいて韓国芸能界での活躍を夢見る日本と韓国の高校生たちが、“10代最後の恋と青春”をかなえるため、韓国にある宿舎で1週間、共同生活を送る。平井はアイドルを目指してレッスンに励んでいたこともあり、恋愛経験はゼロ。番組出演に不安もあったという。

「私は恋愛経験もないし、人見知りもあるので、最初はちょっと不安な部分もあったんですけど…。実際韓国に行ったらすごく楽しくて、メンバーに会った瞬間から、もうみんな打ち解けたので大丈夫でした(笑い)。撮影はすでに終わりましたけど、夢に向かって頑張っている高2、高3の生徒が集まって、すごい“The青春”を送れて、いろんな思い出を作ることができました。修学旅行などにも行けなかったので、すごい楽しかったです」

元々、韓国が大好きだった。保育園のころにKARAやBIGBANG、韓国アーティストに引かれた。ドラマなどを見て、独学で韓国語を身につけた。アイドルになる夢をかなえるために「Nizi-」に挑戦した。ファイナリストまで進み、惜しくもデビューという夢はつかめなかった。挫折してもおかしくないが、平井は違った。

「最初は日本に帰ってきてから、何をしたらいいか正直自分自身も悩みました。でも悩んでいる時間がすごくもったいないなと思って。悩んでる時間があるなら、じゃあ今できることから始めようと思って、自分から今の事務所のオーディションを受けに行って、そこから少しずつ活動を始めました」

今後は「日本でも韓国でも、どこでも通用できるように頑張りたい」と、目標を話す。

「何か1つに絞らずに、本当にいろいろなことに挑戦したいなと思っています。モデルとしての活躍はもちろん、今はダンスとかボーカルのレッスンにもまた通い始めたり、演技のレッスンにも通ったりしているので、本当にいろんなところで頑張れたらなって思っています」

歌やダンスのレッスン-。その答えを聞くと、質問したくなる。再びアイドルオーディションなどに挑戦する意欲があるのか?

「うーん(笑い)。私が今、一番やりたいなって思っている歌とダンスは、アイドルとしてだけじゃなくて、例えばドラマや映画のシーンとか、そういうところでまたお見せできたらいいなと思って頑張っています。オールマイティーに、何でもこなせる人になりたいです!」

アイドルという夢に1度破れながらも、決して下を向いていない。平井は今、新たな夢に向け、歩みを進めている。

◆平井桃伽(ひらい・ももか)2004年(平16)8月24日、福岡県生まれ。9歳からキッズモデルとして活動。20年放送の「Nizi Project」で、ファイナリストに選出される。現在は「Popteen」の専属モデル。趣味はダンス、映画を見ること、散歩。特技はセルフメーク、韓国語。身長165センチ。血液型O。