水谷豊が主演するテレビ朝日系ドラマ「相棒season21」(水曜午後9時)の最終回スペシャル後編第21話が15日に放送され、平均世帯視聴率が14・5%(関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は8・4%だった。

前回は世帯が13・9%、個人が7・9%だった。

名推理で事件の謎を解き明かす警視庁特命係の杉下右京係長(水谷豊)。切れモノ過ぎるゆえに上層部からにらまれ、閑職に追いやられた右京が、さまざまな事件解決に挑む人気シリーズ。寺脇康文演じる初代相棒の亀山薫が、約14年ぶりに“5代目相棒”として活躍する。

◆第21話のあらすじ

警察庁から捜査権を与えられ、遺骨盗難事件を追っていた右京と薫は、わずかな手掛かりから犯人が学校関係者ではないかと推理。鉄道マニアの米沢守(六角精児)に協力を要請し、“13”を名乗る犯人グループがたどったルートの解析に掛かる。

同じ頃、神戸尊(及川光博)と内閣情報調査室の社美彌子(仲間由紀恵)は、ひそかに初会合を設け、それぞれの思惑を交錯させていた。

そんな中、遺骨が盗まれた元官房室長・小野田公顕(岸部一徳)の小野田家をはじめとする被害者宅に、2通目のメッセージが届く。そこには身代金に関する指示が書かれていたが、受け渡しの方法と金額は予想外のものだった。

そして、被害者13家族の中の2家族が、断固としてそれを拒否。その内の1軒、真野家を訪れた右京は、応対に出た中学生の息子・正義(柴崎楓雅)に引っかかるものを感じる。正義はつい先日、奈良に遺跡巡りの旅に出たというが、引率した葛葉宰三(渡辺いっけい)という私塾の塾長も、一癖ある人物で…。