東京・浅草で人力車を引っ張る現役車夫で結成された3人組ユニット、東京力車が14日、都内で、新曲「握手をしよう~世界の国からこんにちは~」(7月19日発売)の公開レコーディングを行った。同曲は三波春夫さんの代表曲「世界の国からこんにちは」を取り入れた新しい作品。今年は三波さんの生誕100年でこの日は命日。同じレコード会社の先輩で三波さんを「先生」と呼ぶ川中美幸(67)がコーラスで参加した。
東京力車リーダーの石橋拓也(30)は「70年の大阪万博のテーマソングなんですが、当時からずっと、争い事や戦争、嫉妬や憎しみが続いてきました。それは今も変わらず、今こそみんなが手に手を取り合って、優しい世界、幸せな世界を作っていきたいという願いが込められた楽曲です」と説明した。東京力車は21年に「チャンチキおけさ」を、22年に「おまんた囃子」をそれぞれ新曲アレンジしており、今作は3部作のラストになる。
川中は「昭和、平成、令和と、先生の歌がバトンタッチされて、また新しい命が吹き込まれるのはうれしいです。私は先生にはすごくよくしていただいて。両親が三波先生の大ファン。楽屋でお母ちゃんも、先生とお会いすることもできました」と、三波さんのインスタントカメラで撮影してもらったというサイン入りの写真を持ち込み、レコーディングに臨んだ。三波さんとの思い出については「初めてお会いした時に、テレビと同じと思いました。いつもニコニコされていて。もう先生の笑顔は、本当に心の花束だと思いました。人の笑顔って、やっぱり人の心をね、温めてくれるものだと思いました。いつも、私の母のことを気にかけてくださって。楽屋にあいさつに行くのがすごく楽しみでした」と振り返った。
昨年、東京力車と川中が共演する機会があり、川中が「世界の国からこんにちは」を勧めたのだという。石橋は「僕たちのことを気にかけてくださって。ありがたいです。だから、今回はコーラスをお願いしました」。川中も「この若いエネルギーがすごいでしょ。それにイケメンですから」とエールを送った。



