俳優木村拓哉(50)が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「風間公親-教場0-」(月曜午後9時)の第2話が17日に放送され、平均世帯視聴率が10・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが18日、分かった。第1話は12・1%だった。平均個人視聴率は6・6%。第1話は7・2%だった。

木村の同局看板枠「月9」での主演は、14年「HERO 第2シーズン」以来9年ぶりで、歴代最多を更新する11度目の登場。今作はフジテレビ開局65周年特別企画となる。

木村は、長岡弘樹氏の「教場」シリーズをドラマ化した新春スペシャルの20年「教場」、21年「教場2」で、冷徹“最恐”の教官・風間公親役を熱演。今作は風間が教官として警察学校に赴任する以前、「刑事指導官」として新人刑事を教育していた時代の「教場0 刑事指導官・風間公親」「教場X 刑事指導官・風間公親」を舞台に描く。「教場」ではなく「風間道場」という新たな舞台で、風間がなぜここまで冷酷無比な人格となったのか、その謎が明らかとなる。バディ役の刑事として、赤楚衛二、新垣結衣、北村匠海、白石麻衣、染谷将太が出演する。

第2話で、県警本部捜査一課の刑事指導官・風間は新人刑事の瓜原潤史(赤楚)とバディを組み、実際の事件捜査を通じて刑事として必要なスキルをたたき込んでいる。瓜原は、何があっても逃げずに風間に食らいつこうと決意する。風間の指導官室でデスクをしている伊上幸葉(堀田真由)は、そんな瓜原に「犯人が出した謎じゃなく、風間さんが出した謎を解くの」と助言する。

そんな折、ある小学校の校庭で3年1組担任の教師・諸田伸枝(山田キヌヲ)が遺体となって発見される。遺体の後頭部には血痕があり、校庭に設置されているブロンズ像にも血液が付着していた。風間から「目を閉じて現場の様子を私に伝えてみろ」と命じられた瓜原は、自分が目にした状況を伝えると、何者かが被害者を突き飛ばし、ブロンズ像が手にしている本の角に後頭部をぶつけて死亡したのではないか、と推察する。

あくる日、瓜原と風間は、諸田のクラスの保護者を訪ね、話を聞いて回る。そのひとり、佐柄美幸(宮澤エマ)から話を聞くため、彼女が働いている建設会社を訪れる瓜原たち。美幸の息子・研人(川原瑛都)はいじめが原因で不登校になっており、事件があった日、美幸は小学校を訪れて諸田と会っていた。しかし美幸には、諸田の死亡推定時刻に、ゴルフ練習場にいたというアリバイがあった。