俳優高橋文哉(22)が10日、都内で、映画「ブラッククローバー 魔法帝の剣」(種村綾隆監督、6月16日公開)公開アフレコイベントに登壇し、声優初挑戦を「圧倒的緊張感があった」と振り返った。

魔法帝のひとり、ジェスター・ガランドロス役で声優初挑戦となり「声優の仕事を考えたこともなかったので、作品を高橋文哉にやってもらいたいと思ってもらえたことがうれしかった」と喜んだ。オファー後に原作も熟読し「主人公がどんどん目標に向かって努力を惜しまず、向き合う姿が『頑張らなきゃ』と思わせてくれますし、それが見どころ」と話した。

役作りは「映像のお芝居と同じアプローチの仕方で、事細かにお聞きして自分の中にジェスターの心情を落とし込んでいきました。あとは喉を整えようくらい」と話したが「叫ぶシーンが多かったので、帰りは結構ガラついてるな、ちょっと枯れたなみたいなのはありました」と明かした。

今後も声優に挑戦したいと明かし「やっているときは感じなかったけど、劇場で見たときにやってみたいなと。自分の声で人生を映し出せるようになれたらすてきだなと思います」と意気込んだ。

この日は3シーンの公開アフレコを行い「キャラクター性、意地悪そうな役柄が前面に出ているので、ナチュラルに感情も入って好きなシーンです」。劇場版でしか見られない物語に「ぜひ見に行くなら、少しでも原作を踏まえたらグッとくると思うので、1度でも2度でも見てもらいたい」とアピールした。

同作は原作者の田畠裕基氏が「週刊少年ジャンプ」にて連載中の創成魔法ファンタジー。劇中では原作では明かされなかった魔法帝を描く。また、田畠氏が総監修・キャラクター原案を担当する。