’23ミス日本「海の日」の稲川夏希(いながわ・なつきさん=21)が参加した「第2回マリンレジャー体験会」(UMI協議会主催)のイベントを取材した。

稲川さんは、今年1月に開催された『第55回ミス日本コンテスト2023』で「海の日」に選出された現役女子大生だ。

東京出身で慶大法学部に在籍する4年生。

冒頭の自己紹介で、「将来は弁護士を志し、最終的には政治家として日本社会の発展の指導になりたいと考えております」とあいさつした。

学生時代から日本のことを考えながら、こういったイベントにも参加。しかも容姿端麗でミス日本と単純にすごいなぁと思った。

さらに、あいさつに続き、「私ごとですが、幼少期からスポーツがとても大好きで、特に中学生時代には競歩に力を入れておりました」とし、ウエートトレーニングにも励み、「ヨットマンであった父の影響で、幼少期から海はとても身近な存在でした」とセレブ感も漂わせてくれた。

「特に海上で感じる風が大好きです。そして先日(2月)、私も2級小型船舶免許を取得いたしました」と明かした。

慶応出身で、弁護士を志す。ゆくゆくは政治家を目指す。そして趣味がマリンスポーツのヨット。

プロとして活躍するスポーツ選手とも違うが、記者として原稿を書いている身からは、全く次元の違う価値観で生きている女性だなと圧倒された。

会場で、次のイベントに移るまで、テント内で談笑する稲川さんを発見。少し声をかけてみた。

すぐに対応してもらい、明るく受け答えする姿に好感が持てた。

2月に取得した船舶免許について問い合わせると、丁寧に説明を始めてくれた。話を聞いているうちに、自分でも船舶免許が取れそうな気がしてきた。

定年まであと2年。これまでの価値観と違った生き方を志し、退職金を使って船舶免許取得にチャレンジしてみようと思った。【荒木俊晴】