フジテレビが、アカデミー賞11部門受賞の名作映画「タイタニック」(97年)デジタルリマスター版を24日、7月1日の2週連続で土曜プレミアム枠(午後9時)で予定通り放送する。

放送は約1カ月前に発表されていたが、くしくもタイタニック号をめぐって、観光ツアー中の潜水艇「タイタン号」が18日に北大西洋で消息を絶った直後のタイミング。同局広報は日刊スポーツの取材に対し「放送予定に変更はございません」とコメントした。

97年公開の同作は1912年、処女航海に出て北大西洋に沈没した豪華客船タイタニック号が題材。新天地アメリカを目指す画家志望の青年ジャック(レオナルド・ディカプリオ)と上流階級の娘ローズ(ケイト・ウィンスレット)が船上で運命的に出会い、身分違いの恋を乗り越えていくが、皮肉な運命に見舞われるストーリーで、98年の米アカデミー賞では作品賞など11部門を受賞した。今回はデジタルリマスター版が放送される。

タイタン号を捜索する米沿岸警備隊は22日、海底でタイタン号の破片が見つかったと発表。乗員5人の生存を絶望視する米報道も見られる。ネット上では「沈没したタイタニック号をみにいくとか冒険心をくすぐるロマンにあふれているが,やはりまだ海底の冒険は相当に危険なんだな ご冥福を」「そういえば、明日フジ系列で映画タイタニックの放送予定だった。なんか複雑な気持ちになってしまうね。。。」などのコメントも書き込まれていた。