女優大竹しのぶ(65)が23日、21年ぶりの一人芝居「ヴィクトリア」(24日から、東京・スパイラルホール)の通しげいこを行い、「やりがいがある」と手応えのコメントを寄せた。
映画界の巨匠、イングマール・ベルイマン監督の戯曲で、過去と現在、幻想と現実が融合する主人公ヴィクトリアの人生を圧倒的なせりふで描いていく。
大竹のコメントは以下の通り。
最初に台本を読んだ時、ベルイマンが描いた緻密で繊細な世界がとても魅力的で、「これは面白そう! やりたい!」と思ったんです。が、すぐ「あ、これを全部一人でやるんだ…。一人芝居なんだ…」という現実に改めて気づき、どうしようと(笑い)。この作品は、ヴィクトリアという孤独な女性の脳内をグルグル旅しているかのような劇構造で、孤独な少女時代、夫の裏切り、夢の中、パーティー、一瞬にして変わる場面、場面を衣装も装置も変わらず私の声、表情だけで表すのはとても難しいことですが、だからこそやりがいがあります。言葉で観客にイメージを渡す。それこそが、演劇の魅力です。しかも、ベルイマンの世界! 深くて、謎があって、かなしくて、とても美しいのです。それが伝えられるよう、頑張ります。
東京公演は24日から東京・スパイラルホールで。7月5日から西宮公演(兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール)、7月8日から京都公演(京都芸術劇場 春秋座)、7月11日から豊橋公演(穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホール)。



