齊藤工監督(41)が3日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた監督最新作「スイート・マイホーム」(9月1日公開)ジャパンプレミアで、窪田正孝(34)を主演に起用することが絶対条件だったと強調した。

同作は、18年に第13回小説現代長編新人賞を受賞した作家・神津凛子氏のデビュー作のホラー・ミステリーの実写化作品。まず、窪田が「工さんが、監督をやられていることは、もちろん知っていたし、映画への知識や愛が誰よりも強い方だったので。共演は役者をやらしていただいて1番、多い。本当にいつもありがとうございます」と同監督に感謝した。そして「工さんに撮ってもらえる、工さんの映画の世界の中で、自由に動くことが出来るって、すごく貴重な時間だったし。不思議な感じもあったし。20代で一緒だった時、ちょっと調子に乗っていたこともあったので、恥ずかしい部分もあったんですけど、そういうのをひっくるめてぶつけた」と語った。

齊藤監督は、窪田の主演が「僕の中で監督をさせていただくにあたっての、1つの条件」と口にした。さらに「原作を実写化するならば、そこの活路は主人公を窪田正孝さんが演じてくださることが、1映画ファンとしても第1条件だった。原作の世界に太刀打ちできるのは、生身の人間の表情…太刀打ちできない域の役者が集まってくれた」と感謝した。そして「日本では、俳優が監督をすることが通常ではない。フィルターがかかってしまいますが。映っている役者さんの妖言がすばらしい。ご覧になった暁には素直に表現頂ければと思います」と観客に語りかけた。

「スイート・マイホーム」は、極寒の地・長野県に住むスポーツインストラクターの清沢賢二(窪田正孝)は、愛する妻ひとみ(蓮佛美沙子)と幼い娘サチ(磯村アメリ)たちのために念願の一軒家を購入する。“まほうの家”とうたわれたその住宅の地下には、巨大な暖房設備があり、家全体を温めてくれるという。理想のマイホームを手に入れ、充実をかみしめながら新居生活をスタートさせた清沢一家。だが、その温かい幸せは、ある不可解な出来事をきっかけに身の毛立つ恐怖へと転じていく物語。中国・上海映画祭、米のニューヨーク・アジアン映画祭で上映した際は現地の映画ファンや関係者から大きな反響を呼んだ。

ジャパンプレミアには蓮佛美沙子(32)奈緒(28)磯村アメリ(6)も登壇した。