俳優杉野遥亮(27)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ばらかもん」(水曜午後10時)の第5話が9日に放送され、平均世帯視聴率が4・7%(関東地区)だったことが10日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話から5・9%、5・3%、5・3%、5・0%だった。平均個人視聴率は2・8%で、第1話から3・3%、3・1%、2・8%、2・8%だった。

杉野にとってはゴールデン・プライム帯(午後7時~同11時)連続ドラマ初主演となる。本作は日本一美しい海を擁するとも言われる五島列島が舞台。書道だけを支えに孤高に生きてきた都会育ちの青年書道家・半田清舟(はんだ・せいしゅう/杉野遥亮)が五島列島で出会った琴石(こといし)なる(宮崎莉里沙)ら島民たちとの交流を通じ、書道家として、そして人間としても成長していくハートフル“島”コメディー。「ばらかもん」とは、五島列島の方言で“元気者”を意味する。また、田中みな実、綱啓永、豊嶋花、近藤華、山口香緒里、ずん飯尾和樹らが出演。

原作は「ガンガンONLINE」、月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で08年から18年にかけて連載された同名コミック。全18巻という長期連載に加え、スピンオフ漫画(「はんだくん」全7巻)も発行されるほどの人気を誇り、シリーズ累計1000万部超えを果たした。14年にはアニメ化、16年にはスピンオフ漫画もアニメ化された人気作が、このたび、満を持してドラマ化される。

▼第5話あらすじ

清舟が突然島から姿を消した。それを知って大きなショックを受け、なるは道ばたに倒れ込んだまま動けなくなってしまう。久保田陽菜(寺田藍月)とケン太(大浜謙太郎:加藤叶和)は、そんななるを無理やり起こすと、今後の対策を話し合うために木戸浩志(綱啓永)や山村美和(豊嶋花)、新井珠子(近藤華)と合流することに。

同じ頃、東京に戻った清舟は、マネジメントを手がけてくれている「川藤美術芸術舎」で川藤鷹生(中尾明慶)と会っていた。ここで清舟は、以前、自身の書を酷評されて頭に血が上り、つかみかかってしまった相手である美術館館長の八神龍之介(田中泯)と会う約束になっていた。八神にきちんと謝罪をして、島で書いた書を見てもらうためだった。だが、約束の時間が近づくにつれ、清舟は「酷評されたらどうする?」とどんどん自信がなくなっていく。

ほどなく、八神がやってくる。腰が悪いこともあり、つえをつきながらゆっくりと歩いてくる八神に、島のヤスば(野村ヤス:鷲尾真知子)の姿が重なり、清舟は思わず手を差し伸べる。八神は、そんな清舟の謝罪を受け入れると、さっそく新作の書「星」を見る。

一方、浩志や美和たちは、清舟との思い出話をしているうちにどんどん寂しくなってしまう。「たくさん遊んでもらったのに、ありがとうも言ってないよ」という、なるの言葉に美和は、みんなで東京へ行こうと言いだす。