歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」が5日、初日を迎え、第2部「新門辰五郎」「団子売」が上演された。
「新門辰五郎」は、幕末の京都で政争の並みに巻き込まれていく江戸火消し、辰五郎(松本幸四郎)と、会津の小鉄(中村勘九郎)を中心とした物語。祇園で起きた火事をきっかけに火消しの本性に目覚めた辰五郎が纏を振りながら火事場に向かう場面が、江戸時代にタイムスリップしたかのような大迫力で描かれた。
また、幸四郎の長男、市川染五郎が天狗党都築三之助を力強く演じ、父・幸四郎演じる辰五郎と丁々発止のせりふの応酬をみせた。勘九郎の長男、中村勘太郎も登場。辰五郎の長男丑之助として江戸っ子の粋を生き生きと表現し、会場を盛り上げた。
続く「団子売」は、江戸時代、庶民の間で親しまれていた団子売りの姿を舞踊化した作品。坂東巳之助演じる杵造と、中村児太郎演じるお福が明るく幸福感に満ちた舞踊を披露し、客席を沸かせた。



