元テレビ朝日社員の玉川徹氏が8日、コメンテーターを務める同テレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。前日行われたジャニーズ事務所の会見について私見を述べた。
玉川氏は「ジャニー喜多川氏の所業っていうのは言語道断で、許されるものではないって思うんですね。最も大きい責任はジャニー氏にあると。それを分かっていながら黙認したメリー氏の責任、それから事務所としてそういうものを放置してきたという責任。その責任はジャニーズ事務所に当然ある。ですけども昨日、会見をずっと聞いててですね、そこだけかなって思ったんですね」と切り出した。
そして「再発防止特別チームの提言にもありましたけど”メディアの沈黙”、ここの部分について会見でどういう話が行われるかというのも、僕はすごく関心をもって見ていたんですね。やはりテレビの責任…我々日々、報道でどのテーマを扱うかというのは議論してですね、どういうふうな問題が重要か、どういうものだったら関心を持ってもらえるか、どういうものだったら見てもらえるかっていうのを、毎日考えながらやってるんですよね。そういうふうな中で、”あ、これはやれないな”とか、井ノ原さんがおっしゃっていた”触れてはいけない空気”みたいなものがやっぱりあったんじゃないかと」と続けた。
「僕自身の個人の話で言うと、原発事故前の原発の問題というのはそんな感じでした」とし、「でもやらなきゃいけないと思って各方面に働きかけて、それで放送しましたけども、ただそれで十分だったのかというと、あの後あの過酷な事故が起こったということを考えると、僕も含めてテレビ全体も含めて、決して十分ではなかったという反省をすごく持ってんですね。じゃあ、この喜多川氏の性加害において僕はどう思ってたかというと、何となく自分の仕事ではないんじゃないかと思いながら、ある種見過ごしてきたという責任は僕にもあるんだろうなと、そういうふうに思います」と話した。
さらに「やっぱりテレビの中にはこれは伝えるべきだ、と思ってそれを言った人もいたかもしれないです。だけど再発防止チームが、テレビ番組に出演させたり雑誌に掲載したりするのをできなくなるのではという危惧から報道するのを控えていた状況があったのではないか…という指摘をされたのであれば、やっぱり、そういうふうなやりにくい雰囲気があった結果として、こういうふうな犯罪がずっと続いてしまったというふうなことは確かにあろうと思います。こんなことが続いたら、テレビは報道機関であるとかジャーナリズムの一翼を担っているとか、そういうことは今後言えなくなってくるんじゃないかと思う。恥ずかしいのは、今回はBBCの報道をきっかけにして始まっているということですね」とした。
最後に「僕はやはりテレビはそれを恥じなければいけないと思ってまして。ジャニーズ事務所はこれから、信頼の回復に長い時間と困難をともなうというのは昨日の会見でも伝わってきました。だけど同じことはテレビにも言えるんじゃないかというふうに思います」と締めくくった。
ジャニーズ事務所は7日の会見で、ジャニー喜多川氏(19年に死去)の性加害を認め、東山紀之(56)新社長の就任を発表した。



