的場浩司(54)が8日、東京・自由劇場で、主演舞台「銀河鉄道の父」(9~16日)取材会に、共演のふぉ~ゆ~福田悠太(36)駒井蓮(22)と出席した。
宮沢賢治と父親の政次郎の親子愛を描く物語。20年に初演され、3年ぶりの再演となる。
政次郎を演じる的場は「今の時代では珍しくないけれど、明治にしては子煩悩で、子供のために人生をかけた父親」と役柄を紹介。親子を演じる福田と駒井について「悠太と蓮が稽古中からかわいくて。本当の息子と娘を見ている気持ち」と目を細めた。
普段「福ちゃん」の愛称で親しまれる福田は、的場から「悠太」と呼ばれ「父親だと思ってます」と笑顔。演じる賢治についても知識を深め「今、宮沢賢治のことを聞いてもらえたら何でも分かります」と胸を張った。
的場は今年デビュー35周年を迎え「35周年の俳優生活の中で、この舞台を再演としてやらせていただけることが幸せ」と充実感たっぷり。駒井が「的場さんは稽古場に誰より早く入って、1人で稽古されている」と驚くと、「(自分は)ガラクタだから。君たちみたいに素晴らしい役者じゃないから」と謙虚に話した。
何度も稽古を繰り返すのは「役者の師匠であり、人生の師匠でもある杉良太郎さんの教え」と明かし、「稽古で『侍は歩くだけで10年かかる』とおっしゃっていた。稽古をすればするほど、その人物になれると思う。稽古を集中してやって、体の中から自然にせりふが出てくるような状態を作り上げたい」と理想を語った。
芝居にストイックな出演者が集い「今回の座組は“鉄の役者の集まり”という感じ。磨けば、切れ味鋭い日本刀のようになっていくということを知っている役者が集まった。全員己を磨いて、この舞台に向かっていると思う」と信頼を寄せた。



