昨年9月に死去したエリザベス女王の一周忌に、ダイアナ元妃の執事で女王にも仕えたことのあるポール・バレル氏(65)が、ヘンリー王子(38)とメーガン妃(42)夫妻が長女リリベットちゃんの1歳の誕生日を一緒に祝うという女王からの招待を無視していたと主張した。バレル氏は8日、昨年6月に行われたエリザベス女王の即位70周年を祝う記念行事「プラチナ・ジュビリー」の最中だった6月4日に1歳の誕生日を迎えたリリベットちゃんのために、女王はケーキを用意して待っていたが、夫妻は現れなかったと英ミラー紙に語った。
2020年に王室を離脱して米国に移住した王子夫妻は、長男アーチー君(4)とリリベットちゃんを連れてプラチナ・ジュビリーに出席するため一時帰国していた。米国生まれのリリベットちゃんにとっては初の英国訪問で、誕生日前日に女王と初対面を果たしたことが伝えられていた。
バレル氏によると、女王は祝賀行事の一環として4日にエプソム競馬場で開催されたダービーを「移動が困難なこと」を理由に欠席したが、代わりにヘンリー王子一家を招待していたという。前日にリリベットちゃんと会った女王は、誕生日当日はろうそくを1本立てたバースデーケーキを用意してお祝いする予定だったが、一家は姿を見せず、ろうそくの火がともされることはなかったと明かした。誕生日を一緒に祝えなかった女王は、翌日にもう1度「お茶を飲みにきませんか」と誘ったものの、「もう行ってしまった」と告げられたという。女王は「いなくなったとはどう意味か」と尋ね、すでに帰国の途に就いたと伝えられると「なんてこと、さよならを言わずに帰ってしまうなんて」と落胆したと同氏。「女王に対して、なぜそのようなことができるのか私には理解できない」と語り、女王を軽視してすぐに帰国する選択をした夫妻を非難した。
へンリー王子一家は、ウィンザー城の領地内にある自宅フロッグモア・コテージの裏庭で、親しい友人らを招いてこぢんまりとしたカジュアルな誕生日パーティーを催し、友人の写真家ミサン・ハリマン氏が撮影したポートレートを公開した。一方、この誕生日会にはウィリアム皇太子一家をはじめ、祖父のチャールズ国王ら家族は招待されなかった。そして一家は誕生日の翌日に、最終日のパレードが行われる前に英国を離れたことが伝えられている。
エリザベス女王はそれから3カ月後に逝去したが、米ニューヨーク・ポスト紙は王子夫妻の関係者の話としてバレル氏の主張を否定。「夫妻は女王とリリベットちゃんの誕生日を祝った」と真っ向から反論している。
18歳で女王の従僕となり、その後ダイアナ元妃の執事となったバレル氏は、1997年に元妃が自動車事故で他界した後、内密に語られたダプライベートを自身の著書で暴露するなどして物議を醸したことで知られる。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)



