堺雅人(49)主演のTBS系連続ドラマ、日曜劇場「VIVANT」でドラム役を好演した富栄ドラム(31)が26日、TBSラジオ「パンサー向井の#ふらっと」に生出演。初めて生声を披露した。

富栄は「ふらっとのリスナーの皆さん、おはようございます。富栄ドラムです。よろしくお願いします!」とあいさつし、パーソナリティーのパンサー向井慧を「そんな声だったんだ!」と驚かせた。これまで富栄はドラマの番宣でテレビ番組等に出演する際、劇中と同じく肉声は発さずスマホの音声アプリを使ってコミュニケーションをとってきたが、初となる生声でのトークに「不安が。林原めぐみさんのカワイイ声が皆さんのイメージなので、本当に僕の地声で大丈夫なのかっていう不安があります」と吐露した。

オーディションで福澤克雄監督に見いだされ、ドラム役に決定。演技経験が浅いことから不安もあったが、しゃべらない役柄に、「セリフもなかったら、これならなんとか行けるんじゃないか」と安堵(あんど)したという。人気キャラクターとなり、街中で声をかけられることも多かったというが、「イメージ崩したらダメだと思って、極力しゃべらなかった」と振り返った。

ドラム役を演じるにあたって参考にしたのは、漫画「なんか小さくてかわいいやつ」(通称ちいかわ)のキャラクターと、英コメディードラマ「Mr.ビーン」だったという。今後の活動については「本当にいろいろチャンスを与えていただけるんで、これと決めずに与えられたことを全力でやれば今回みたいに自分では気づかなかった一面を褒めてもらえるようになると思っているんで、とりあえず目の前のことを一生懸命やりたい」と意気込みを語った。