振付師のakaneがプロデュースするダンスグループ「アバンギャルディ」が、日本時間28日、米人気オーディション番組「America’s Got Talent(アメリカズ・ゴット・タレント=AGT)」の決勝に出場した。

同番組は、米NBCネットワークで放送されている公開オーディションのリアリティー番組。セミファイナルで、YOASOBIのヒット曲「アイドル」に乗せてパフォーマンスを披露し、ワイルドカード枠で日本勢としては10年ぶりとなる決勝進出を決めていた。

アバンギャルディは、「バブリーダンス」で話題となった振付師のakaneがプロデュースし、大阪を拠点に活動するダンスチーム。「謎の制服おかっぱ集団」として、TikTokやインスタグラムで世界中から人気が集まっている。

決勝では、ABBAの「Money,Money、Money」に乗せてパフォーマンスを披露。優勝はならなかったが、観客からは大歓声を浴びた。YouTubeで公開されたパフォーマンス動画も、早くも急上昇ランキング上位に入るなど話題となっている。

akaneは「この数カ月間は、人生最大の大変さでした。オーディションが4月にあって、そこから別の大会に出たり、テレビに出演させていただいた中でセミファイナル進出が決まりました。(セミファイナル進出が決まってから)この約2カ月、毎日メンバーと練習して、AGTに向けて頑張ってきました。きついところも乗り越えられて、このチームはまた強くなったと思います。(ファイナルのパフォーマンスも)たくさんの人の目に留まってうれしかったですし、おもしろいと言ってもらえたのが幸せでしたし、何よりみんなが悔いなく踊れたことに感動しました。AGTに出られて良かったです」。

メンバーのseiraは「緊張しました。踊りもうまくできるかなとか、お客さんにちゃんと良さが伝わるか不安でした」と話しつつ、sonoは「この大きいステージで、私たちの最大限の魅力をみせられてうれしかったです」。macchanも「パフォーマンスを終えた今は、他のファイナリストのみんなとつながることができてうれしい」と笑顔。さらに「爪痕は残せました」と声をそろえ、充実感を漂わせた。

今回のAGTの決勝には、日本からはもう1組、新潟を拠点にしたダンス集団「CHIBI UNITY」も決勝に進出し、ONE OK ROCKの「We are」に乗せたダンスパフォーマンスを披露した。

なおアバンギャルディは、1月に大阪、2月に東京で初の単独ライブ開催も決まった。