お笑いコンビアンガールズ山根良顕が中国放送(RCC)のバラエティー番組「元就。」のロケで、新種の昆虫を発見した。

RCCによると、番組は昨年10月に放送。山根は広島県庄原市比和町(ひわちょう)にある「庄原市立比和自然科学博物館」の客員研究員で“昆虫博士”の千田喜博さんとともに比和町の山に新種の昆虫を探しに向かった。千田さんはカブトムシと同じ甲虫のハネカクシのエキスパート。山根は千田さんと落ち葉などを拾い集める中で、1センチにも満たない小型のハネカクシを発見した。当時放送された番組では「新種かもしれない」と断定はされなかったが、後に千田さんがこれまでに発見したハネカクシと比較し「新種だと結論づけた」とする研究を論文にまとめた。新種のハネカクシは番組名に伴い「モトナリヒメコバネナガハネカクシ」と名付けられ、通称「モトナリ」となった。

RCCによると、論文は23年11月に国際的な学術誌でも発表され、新種の発見が世界的に認められたという。