英国のヘンリー王子(39)とメーガン妃(42)夫妻が20日、カナダ・バンクーバーで行われたナショナルホッケーリーグ(NHL)のバンクーバー・カナックス対サンノゼ・シャークスの試合をVIPボックスから観戦する姿がキャッチされた。ヘンリー王子は、試合開始前にパックドロップと呼ばれる始球式に相当するセレモニーにサプライズ登場し、パックを落とす役を担当した。昨年9月に亡くなったエリザベス女王も2002年に公務でカナダを訪問した際に、同地で行われたカナックス対シャークス戦でパックドロップのセレモニーを行っている。

両チームのキャプテンの間にパックを落とすことになっていた王子だったが、笑顔でパックを持ったまま立ち尽くしていたため、「落として下さい」と促されるハプニングもあったという。シャークスのFWトマーシュ・ハートルは試合後の取材で、「パックを落とすよう優しく教えてあげる必要があった」と明かし、「それはクールな瞬間だった」と振り返った。また、カナックスのヘッドコーチ、リック・トチェット氏は、「フィスト・バンプ(拳と拳を突き合わせるジェスチャー)を王子としましたが、それが許されることだったかどうか分かりません。彼はちょっと私の方を見ましたが、やってくれました」と、王子とのエピソードを明かした。

試合はカナックスが、3対1で勝利。勝利の瞬間、王子は飛び上がって喜び、妃も飲み物を置いて拍手を送るなど夫婦で勝利を祝う様子が見られたという。

夫妻は2020年に王室を離脱する前年の19年に、感謝祭からクリスマスにかけてのホリデーシーズンをバンクーバー島でアーチー王子と共に過ごしている。23日の感謝祭を前に4年ぶりに同地を訪れた夫妻は、王子が設立した負傷兵士のための国際スポーツ大会インビクタス・ゲームが2025年にバンクーバーで開催されることを記念しての訪問だったと伝えられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)