女優の小芝風花(26)が28日、主演を務めるNHK-BSの時代劇「あきない世傳(せいでん) 金と銀」(12月8日スタート、金曜午後7時30分)取材会に出席した。脚本は同局の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」、大河ドラマ「八重の桜」などを担当した山本むつみ氏。原作は小説「銀二貫」などの作者、高田郁さんの最新シリーズ「あきない世傅(せいでん) 金と銀」。小芝は時代劇で初主演を務める。

今作は江戸時代中期を舞台に、知恵を絞って商いを成功させる庶民の姿を明るく活き活きとしたタッチで描く。恋あり、笑いあり、涙ありの人情時代劇となっている。小芝演じる主人公・幸(さち)は、苦難にぶつかるたび、知恵と周りの教えに助けられ、女衆(おなごし)から御寮さん、女主人へと登りつめる。

淡いピンクの着物で登場した小芝は「原作を読んだんですけど、一瞬で読み終わるくらい本当に面白くて」と自身も原作に魅了されたことを明かし「その作品で主人公を演じさせてもらえるのがうれしいです。本当に面白いドラマになっていると思う」と朗らかに意気込みを語った。

ドラマ版は、主人公の性格など、小説版に少々のアレンジを加えている。脚本家の山本氏は「原作よりアクティブな感じになっています」と、かわいらしく、快活な小芝のイメージに添って変化を付けていると明かした。“宛て書き”に近い演出に小芝は「(主人公は)女性が学を身に着けることに否定的な時代で、男性より下に見られることが多い中で、怒られてでも何しても興味を持ったことに関して一直線。知恵を絞るのがすごく好きで、好奇心旺盛な子です。原作では頭で考えて言葉に出すのが少ない子ですが、ドラマバージョンはドラマバージョンで、すごくすてきな幸(さち)像になっていると思います」と作品の魅力をアピールした。