元AKB48でシンガー・ソングライターの矢作萌夏(21)が17日、東京・青海のダイバーシティ東京で初のEP「spilt milk」発売記念フリーライブを行った。本紙の取材に応じ、“進化”の1年を振り返った。【聞き手=大友陽平】
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10月25日発売の同EPの発売記念イベントは、この日が締めくくり。集まったファンだけでなく、買い物客や散歩中の犬にまで「矢作萌夏と申します」と初々しく笑顔を振りまき、同EPに収録の「恋のスパイス」や、7月に配信の「Don’t stop the music」など、アコースティックギターをかき鳴らしながら披露。特典会ではクリスマス間近とあって、サンタコス姿でファンと交流した。
今回のEP発売にともなって、東阪で8回にわたってフリーライブなどイベントを行ってきた。大阪ではソロでは初めて屋外でのライブも経験した。
「ファンの方ももちろん来てくださったんですけど、通りがかりの家族連れの子供が『かわいい!』って言ってくれたり、乗ってくれたりするのがすごく楽しくて、本当に心の底から思える瞬間がたくさんありました。シンガー・ソングライターとして成長できた“経験の旅”でした」
誰もが目につくところで、ギターを弾きながらのイベントでは、器具のつけ忘れや音が出ないなどのハプニングもあったという。
「とにかく『上を見てました』。これはAKB時代に指原(莉乃)さんから学んだことだったんですけど、前の席だけじゃなくて、上を見て遠くにいる方も巻き込めるように意識しました」
新たな経験を積んで、少しずつ自信もついてきた。
「“矢作の空間”を作れるようになったかなと思います。シンガー・ソングライターって、やっぱりビシッとしなきゃいけないのかな? と思ったり、でもファンの方が求めてるものは違うのかな? とか葛藤はあったんですけど、ふんわり、私らしい空間でいいのかなって最近は思うようになりました。私らしくいたら自然とふんわりした雰囲気が包まれるような空間にしていけたらと思います」
ポップな曲からジャジーな曲まで、EPには今の等身大の矢作萌夏を詰め込んだ。
「いろいろな感情の曲、ニュアンスの曲が多かったので、つらい出勤中に聞いてますとか、YouTubeで見て感動しましたとか、バラードが好きで来ましたとか、サウンドのおもしろい感じが好きですとか…。いろいろな反響があって、思わぬところに届いているんだなと。それもめちゃめちゃ楽しいなと思いました」
グループ卒業後、21年に一度ソロデビューに向けて動き出したが、デビューはかなわず。昨年は、新潟県内の旅館で住み込みのバイトをして社会勉強も積んでいた。7月に本格再始動し、同EPも発売と激動の1年だった。
「『進化』の1年。マジ、レベルアップしました(笑い)。内面も強くなっていってると思うし、最近はアパレルのお仕事とかモデルのお仕事とかもやらせてもらうことが多くて、いい感じに『多方面で進化できてるじゃん!』って思っています。ご褒美で、正月はたくさんおせち食べて、自分をいたわりたいと思います(笑い)」
年明けには、デビュー記念ライブ(24年1月21日、東京・TBS赤坂BLITZスタジオ)も控える。
「もっともっと“ライブ慣れ”していきたいです。まだジャンジャン弾けるような歌手ではないので…。来年も進化し続ける、『進化II』の年にしたい。もちろんいろいろな音楽フェスにも出てみたいですけど、路上ライブなどもやってみたいです。これまでファンの方が見守ってくれている中で、それはありがたいことなんですけど、本当に知らない人だらけのところで歌って、どこまで自分の曲を届けられるんだろうって…。挑戦してみたいです」
クリスマスも近いが…
「友達とスーパー銭湯で過ごします! なのでファンの皆さんは安心してください!(笑い)」
◆矢作萌夏(やはぎ・もえか)2002年(平14)7月5日、埼玉県生まれ。18年1月「第3回AKB48グループドラフト会議」で3チームから1巡目指名され、AKB48チームK入り。19年1月にソロコンサートを開催し、同9月発売のシングル「サステナブル」で初センター。同10月に「第2回AKB48グループ歌唱力No・1決定戦」で優勝。20年2月にグループ卒業。血液型O。



